子育て ふえふき・さど児童 地域間交流事業

7月29日(火)から8月1日(金)の3泊4日で、市内の小学校5、6年生50人が、友好交流を行っている新潟県佐渡市を訪問し、海水浴やカヤック体験などを通して、佐渡市の児童と交流を行いました。児童は、訪問期間中、昨年世界文化遺産に登録された佐渡金山の見学、砂金取り体験やトキの観察など、佐渡市職員をはじめとした佐渡島の方々の支援を受けながら、貴重な体験をしました。
この事業は、佐渡金山の全盛期を築いた鎮目市左衛門奉行が旧春日居町出身だったことをきっかけに、平成元年に旧春日居町と旧相川町(現佐渡市)との間で両町の友好を誓い、その翌年からスタートしました。以来、両地区の児童が2年に一度互いのまちを訪問する中で交流を深めています。
今年度は、対象の児童を春日居町内から市全域に広げたことで143人から応募があり、宿泊施設などの都合により抽選で参加者を決定しました。来年度は、佐渡市の児童が笛吹市を訪問する予定です。ぜひ皆さんで歓迎しましょう。

(1)フェリー
初めてフェリーに乗船する児童が多く、大きな不安が…!でも、乗り始めるとカモメにおやつをあげたり、海風を感じたり、とても楽しそうに過ごしていました。

(2)トキの森公園
国の特別天然記念物に指定され、世界農業遺産「トキと共生する佐渡里山」にもゆかりのある「トキ」の観察!トキは大きな音に敏感なため、静かに観察していました。

(3)国際佐渡観光ホテル
八幡館朝夕ご飯は宴会場で楽しく食べました。新潟のお米や魚はとてもおいしかったです!みんなでお風呂に入ったり、部屋でお話したり、大盛り上がり!みんなちゃんと寝られたかな…?

(4)佐渡西三川ゴールドパーク
佐渡最古と伝わる「西三川砂金山」跡地で、砂金取り体験!スタッフから技法を聞いて、いざ挑戦!「7粒取れた!」「1粒だったけど、大きい」それぞれのペースで約30分間、服をぬらしながら必死に取り組んでいました。

(5)矢島・経島たらい舟
佐渡名物たらい舟の乗船体験!上下左右に揺れるたらい舟は少し怖かったかな?短い時間ではありましたが、海や泳ぐ魚などの景色を見ながら、佐渡の風を感じることができました。

(6)達者海岸で佐渡市児童と交流
この事業の醍醐味!!海水浴、カヤック体験、すいか割りを通して佐渡市の児童と交流しました。短い時間だったけど、仲良くなれたかな?
今年できた友達が来年は笛吹市に来てくれるかも!

(7)鎮目奉行(鎮目市左衛門)のお墓
交流事業の原点!みんなで鎮目市左衛門奉行のお墓に手を合わせ、この交流のきっかけを作ってくれたことに感謝しました。(墓地は、新潟県指定記念物に登録されています。)

(8)北沢地区施設群・相川技能伝承展示館・相川郷土資料館
近代佐渡鉱山の技術や労働者の暮らしから相川地区の歴史を学んだり、佐渡市内の作家による裂織物(さきおりもの)を見学しました。また、鉱石の品位を高める北沢地区の選鉱場や製錬所を間近で見ることができました。

(9)史跡 佐渡金山
昨年、世界文化遺産に登録された佐渡金山の坑道跡を見学!坑道内では、人形や道具を使って、当時の採掘の様子が再現されており、当時の職人さんの苦労や忍耐を感じました。坑道内の気温は夏にも関わらず10℃前後で、児童たちはその涼しさに喜んでいました。

(10)佐渡奉行所跡
佐渡金山が栄えた時代の佐渡奉行所(現在の市役所に近い施設)の復元施設。児童たちは、施設スタッフの丁寧な説明を聞きながら、奉行所内部を見学したり、金や銀を精製する過程を体験しました。

(11)きらりうむ佐渡
佐渡金銀山の玄関口として親しまれる情報発信拠点!映像を通して、江戸時代から明治時代以降の近代まで、佐渡金銀山の歴史や採掘方法、近代佐渡鉱山への生まれ変わりを学びました。児童たちは疲れている中ではありましたが、夢中になって映像から学びを深めていました。

(12)めおとドライブイン
佐度産の米粉やブリを使った「佐渡天然ブリカツ丼(認定)」をいざ実食!!柔らかくサクッと歯切れが良く、甘辛いタレとよく絡んだブリとおいしいお米に、児童たちの箸が進みました。

◆参加した児童を代表して2人の班長さんに感想をいただきました!
○髙波結人さん
行く前は不安もあったけど、4日間すごく楽しかったです。佐渡のいろいろな所を巡って新しいことを知れたし、新しい友達もできました。一番楽しかったのは2日目の海で体験したカヤックです。佐渡には何回でも行きたいです。

○田川芽生子さん
4日間とても楽しかったです。佐渡に行くのは初めてで、フェリーにも初めて乗るので行く前からすごく楽しみでした。新しい友達もできて、同じ部屋の子と仲良くなれました。一番楽しかったのは砂金取りで、8個も取れました。また佐渡に行きたいです。