- 発行日 :
- 自治体名 : 山梨県上野原市
- 広報紙名 : 広報うえのはら 2025年3月号
◆今月のテーマ 女性の健康づくり(肥満予防)
○3月1日から3月8日は「女性の健康週間」です
女性が生涯を通して健康で明るく、充実した日々を自立して過ごすことを総合的に支援するため、厚生労働省では、毎年3月1日〜3月8日を「女性の健康週間」と定め、女性の健康づくりを国民運動として展開することとしています。この機会にご自身の健康について見つめ直してみましょう。
○更年期と肥満について
更年期は、女性にとって肥満になりやすい時期と言われています。太りやすい原因のひとつとして女性ホルモンが影響しており、主にエストロゲンという女性ホルモンが関わってきます。エストロゲンには食欲抑制効果や末梢脂肪組織の代謝を促進する作用があり、内臓脂肪の蓄積や肥満を抑制していると言われています。
女性は、男性に比べると皮下脂肪が中心ですが、女性ホルモンが失われていくことで、内臓脂肪が蓄積されるようになっていきます。体重はあまり変わらないのにおなか周りが膨らんできたと感じる人は多いのではないでしょうか。
その他にも、年齢による基礎代謝の低下や運動不足、ストレスによる過食など、肥満にはさまざまな要因が積み重なっています。
○やっぱり食べたいおやつ
女性に限らず、おまんじゅうやケーキなどの甘いものには目がないという人は多いと思います。体重を気にすると、おやつを我慢しなければとかえってストレスを感じてしまいます。
人間の体内には、「ビーマルワン」という体脂肪を溜め込むたんぱく質が存在するそうです。このビーマルワンの分泌量は時間によって変わり、最も活性化するのは夜間です。つまり、夜間は脂肪が蓄えられやすい状態となっているため、夕食後のデザートは体重増加に響いてきます。
逆に、午後2時〜3時は、ビーマルワンの分泌量が1日のうちで最も少ない時間帯なので、おやつを食べたいときは、この時間帯に食べたほうが体脂肪として溜め込みにくくなります。もちろん、食べ過ぎとなるとエネルギー過多になってしまうため、注意は必要ですが、おやつを食べたいときは、食べる時間を工夫することも体重をコントロールすることに役立ちます。
皆さん、ぜひ適正体重を意識しながら健康管理に取り組んでみてください。
◆適正体重を計算してみましょう!
楽しく健康でいきいきと過ごすためには、適切な体重の認識と体重管理が大切です。自分の適正体重を調べてみましょう。
適正体重=身長(m)×身長(m)×22
問い合わせ:子育て保健課
【電話】62-4134