- 発行日 :
- 自治体名 : 山梨県市川三郷町
- 広報紙名 : 広報いちかわみさと 令和7年9月号
女性を対象とした男女共同参画についてのあるアンケートがありました。
■みんなの思う、男女共同参画社会のイメージは?
・男性だけではなく、女性も社会に出て活躍をしていく、みんなで創り上げていく社会。
・従来、性に偏りがあった職業に対して、性差なく活き活きと働いている社会。
■普段のくらしの中で男女共同参画社会を感じますか?
・男性も少しずつ育休制度を活用するようになってきた。
・女性に限られていた職業に男性も登場するようになった(看護師など)。
・女性の管理職が増えてきた。
少しずつ男女共同参画が浸透してきていると思われる一方で、『男女共同参画社会を感じますか?』という問いに、感じないと答えた人が58%でした。さらに、次のような厳しいコメントもあります。
・やっと、そんな時代になったかと思った。現実はまだまだ男女間の不平等は大きい。
・男女平等に個人の能力を尊重する社会だが、日本では絵空事になっている感じ。
男女共同参画社会とは、基本法によると、「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」とされています。
『男性は、〝男として〟仕事に邁進し、体や精神を壊すほどの長時間労働や負担を一手に背負わなければならない。』『女性は、周りに頼れる環境の少ない核家族の中、〝女として〟家事子育てを一手に請け負わなければならない。』意識は変わってきていても、依然としてこのような状況に陥りがちなのが今の社会です。この状況を改善するためにも、私たち一人ひとりが自分事として男女共同参画の意識を強く持ち、向き合っていかなければならないと思います。
男女共同参画推進委員会
長田 稔