文化 文学館案内

村民・WELCOMEカードをお持ちの方は、三島由紀夫文学館・徳富蘇峰館両館無料でご入館いただけます。

休館日:月・火曜日(祝日の場合は翌日)
開館時間:10:00~16:30(最終入館16:00)

■Topics 展示資料のご紹介
現在、文学館では三島由紀夫生誕100周年記念展を開催中!三島の肉筆資料を多数展示しています。
今回は、異稿を展示中の「中世」についてご紹介します。
「中世」は当時20歳の三島が、太平洋戦争の勤労動員の身で執筆していた小説です。後年の回想録『私の遍歴時代』(講談社、1964年、17頁)では、「いつ赤紙で中断されるかもしれぬ『最後の』小説、『中世』を書きはじめた」と述べられています。
「中世」には異稿が複数存在し、文学館ではそのうちの2点を展示しています。異稿とは、最終的に発表されたものとは異なるバージョンの原稿のことです。その異稿が複数存在することから、三島の書くこと、創作することへの執念が伝わってきます。
あまり長い作品ではありませんので、展示を見て興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
今後、生誕100周年を記念したイベントも多数実施予定です。続報を楽しみにお待ちください!

問合せ:
三島由紀夫文学館【電話】20-2655
徳富蘇峰館【電話】20-2633