しごと 人権学習 シリーズ

■飯山子ども食堂
代表 荻原博彦

テレビで「子どもの貧困が国を滅ぼす」という番組を見て、即座に活動しなければと思い、2ケ月後に飯山子ども食堂を発足させました。飯山市公民館、飯山市社協等、関係の皆さまにご理解とご協力をいただき、立ち上げから9年がたちました。現在も飯山市公民館で活動させていただいております。
さて、県内には90余りの子ども食堂があり、地域独自の活動を行っています。飯山市子ども食堂の運営をしながら「自分たちの思いや活動が、ねらい通りの成果を上げているのか」「本当に支援を必要としている方々に活動の趣旨が届いているのか」と、常に案じていました。そのような中で昨年、スクールソーシャルワーカーの方が、お子さんや保護者の方に子ども食堂の事を広めて下さり、たくさんの親子や支援を求める方に来ていただけるようになりました。お弁当を前に嬉しそうな様子のお子さんを見て、やっと本当の子ども食堂の活動ができたと感激しました。
現在、子ども食堂は、毎週土曜日の13時から15時まで、飯山市公民館にてフードバンクを行っています。地域の皆さんからいただいたキノコや野菜などをお配りしています。また、第2、第4土曜日はお弁当も配布しています。子ども食堂に食品を提供してくださる方、募金箱にお気持ちを入れてくださる方もおり、大変ありがたく思っております。
今後も子どもたちのために、皆さんのお力をお借りしながら、活動していきたいと思っております。