文化 《シリーズ》小菅の里及び小菅山の文化的景観

■集落の石積みの風景
仁王門をくぐり抜けて小菅集落に入ると、小菅神社奥社参道への入り口に建つ三の鳥居まで道路が一直線に走っています。その道路の両脇には民家があります。仁王門から三の鳥居までの標高差はおよそ110メートルなので、民家は階段状に設けられています。その区画は石垣で規則的に区画されているといった特徴があります。
延享3年(1746)作成の「信濃国高井郡小菅山絵図」には集落の中心を貫く参道沿いに方形の区画をもつ坊院群が密集して描かれています。戦国時代の終わりにはこれらの坊院跡が一般の居住地に転じたとされますが、現在もこの石垣で区画された地割は居住地や耕作地として受け継がれており、隆盛をきわめていた小菅の風景を伝えています。