その他 市議会だより No.127(2)

■常任委員会議案審査
委員からの主な質問および意見と市からの説明について抜粋して掲載します。

●予算決算常任委員会
▽議案第67号
令和6年度飯山市一般会計歳入歳出決算
◎市民学習支援課
問:〔女性センター管理運営事業〕女性センターの役割は今後どうなるか。
答:女性センターは、女性の就業支援等を目的に設立され、現行の条例では利用対象が女性に限定されている。当初の目的としての利用も減少してきており、今後は「女性センター」の役割を終了し、公民館の一部として活用する方針。名称変更も検討している。

◎森林農地整備課
問:〔県施工農地整備事業〕雨池に対する「ため池洪水調整機能強化事業」とは。
答:従来農業用水のため池として維持管理されていた雨池を、治水機能を備えた雨水貯留施設に転換し、洪水調整機能を強化するもの。

◎商工観光課
問:〔都市交流推進事業〕姉妹都市提携で多くの事業を行っているが、大阪での飯山市の知名度が低いと聞く。PRの方法についてお聞きする。
答:今年度の雪イベントは予想を上回る約4200人の来場があった。大阪の民放ラジオ局での事前告知や、関西ローカルの情報提供サイトでも掲載していただいた。マスコミ懇談会の効果が出始めている。その他、大阪市役所や長野県の現地機関にもご協力をいただいている。

問:〔工芸交流センター・伝統産業会館管理事業〕手すき和紙体験工房と伝統産業会館の入場者数が増えている。この傾向をどのように捉えているか、市の観光資源としての今後の方向性等、どのように分析するか。
答:手すき和紙体験工房は、インバウンド客や団体のお客様が多くなっている。リーズナブルな価格で体験でき、気軽に当市の文化に触れられるということが魅力と考える。快適にご利用いただけるよう、施設の改修等にも力を入れていきたい。

◎選挙管理員会事務局
問:〔衆議院議員総選挙執行事業〕ポスターがはがれないように、掲示板の材質を検討できないか。
答:選挙管理委員会において検討したい。

◎危機管理防災課
問:〔雪かき支援事業〕令和6年度の決算では、一般財源で1実施世帯あたり4万円ほどの支出。今後、高齢化が進んだ場合等の計画は。
答:検証する中で、制度の見直しも検討していきたい。

◎道路河川課
問:〔除雪対策事業〕除雪オペレーターの人材は確保できているか。
答:市内で募集をかけても足りず、市外の方からも来てもらっているという話は聞いている。市としても、引き続きオペレーターを確保できるよう検討していきたい。

◎移住定住推進課
問:〔住宅管理事業〕市営住宅の管理業務委託等の検討はしているか。
答:先進自治体や実際に市の住宅の管理代行している県の住宅供給公社等に調査を行った。費用面について財政担当とも相談を進めており、県住宅供給公社のほか民間委託も含め、広い範囲で検討を進めている。業務委託の実現が可能かどうか、近いうちに方針を出したいと考えている。

◎ゼロカーボン推進課
問:〔カーボンニュートラル推進事業〕風力発電と小水力発電の調査結果と、今後の可能性は。
答:風力発電については、必要な風速が得られず設備利用率が低いため、年間維持管理費の賄いや初期投資の回収が困難であることから、導入を見合わせることとなった。水力発電については、現時点で調査が継続中であり、そのポテンシャルについて今年度も引き続き検討する。

▽議案第77号
令和7年度飯山市一般会計補正予算(第6号)(修正可決)

◎国民スポーツ大会推進課
問:〔国民スポーツ大会開催事業〕ノーマルヒルを人工芝にした場合、今のようにブレーキングゾーンを駐車場やイベントスペースとして利用することができなくなるが、その点を考慮した上での整備計画なのか。
答:現時点では、選手には選手控室裏の駐車スペースを利用いただきたいと考えている。大会やイベントの来場者は公民館等の駐車場からシャトルバスで輸送する予定。人工芝化したジャンプ台を活用した競技やイベントの運営については、主催者側と協議しながら進めていく。

問合せ:飯山市議会
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