その他 市議会だより No.127(3)

●総務文教常任委員会
▽議案第87号
飯山市一般職の任期付職員の採用に関する条例(原案否決)

◎総務課
問:任期付職員の採用について「特別な事由がある場合を除いて公募による」とはどういうことか。
答:特定の職種や専門家がどうしても必要となった際に、公募によらず特命のような形での採用も考えられるということ。

問:過去に2度同じ条例案が否決されたことをどのように受け止め、今回3度目の提案をしているのか。
答:過去の否決理由は、採用の公平性・透明性の確保が課題だったと認識しているため、今回は公募という点を明言化した。しかし予期せぬ事態に備えて、例外規定は必要と考える。

問:採用予定の人材はいるのか、それとも条例を作っておきたいだけか。
答:土木技師を必要としているが、庁内で育成するのは時間がかかるので即戦力となる方を迎えるにあたり条例を制定しておきたい。まだ検討段階だが、育休の代替職員として相応の待遇での採用も考えている。

●産業民生常任委員会
▽議案第90号
特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例

◎森林農地整備課
問:鳥獣被害対策実施隊員の報酬について、日額1万円とする根拠は。
答:鳥獣被害防止特措法第3条に基づく基本指針によるもの。基本指針では、非常勤特別隊員の日額報酬については、1日あたり8千円が標準とされているが、飯山市では車のガソリン代や危険を伴う活動であることも勘案し、1万円と定めた。

問:日額1万円とは1回の出動での額か。夜間はどうなるのか。
答:夜間等の区別はない。24時間のうち、どの時間帯に出動いただいても日額1万円である。

▽議案第95号
令和6年度飯山市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について

◎上下水道課
問:水道施設の老朽化対策を積極的に行うべきでは。
答:令和8年度以降、国の交付金や補助金の活用が期待できるため、老朽化対策及び有収率の改善に重点を置いていきたい。

問:有収率の改善は非常に重要。漏水対策の強化が必要では。
答:有収率の改善に向け、漏水調査を進めているが思うように改善しない状況にある。今年は衛星を使った漏水調査で絞り込みを行い、改善に向けた対策を進めていきたい。

■常任委員会所管事務調査
各委員会の所管する事務について担当課に説明を求め、質疑を行いました。調査した項目の一覧を掲載します。

●総務文教常任委員会
▽総務課
閉校校舎の後利用の現状について
市の未利用施設・未利用地の管理状況について

▽子ども育成課
城南中学校区の小学校統合の見通しについて

●産業民生常任委員会
▽まちづくり課
外国人の土地売買の現状と課題について

▽上下水道課
水道の有収率について

▽保健福祉課
成年後見人制度の現状と課題について

飯山市議会ではペーパーレス化推進のため、8月にタブレット端末を導入し、9月議会から運用を開始しました。

■議会運営委員会 管外行政視察報告
7月29・30日に福井県勝山市議会と富山県氷見市議会を視察しました。
勝山市議会では「議会DX(タブレット中心)」と「政治倫理条例」について、氷見市議会では「大規模災害時の議会・議員の対応と課題」および「政治倫理条例」について学びました。
タブレットの活用では、段階的な習得方法と事務局のサポート体制が印象的で、紙媒体と比較したコスト面での効果や、管理面での利点が示されました。氷見市議会では1月にタブレットを導入し、9月議会から完全ペーパーレス化を達成。
政治倫理条例の関係では、「市民に疑念を抱かせない努力規定」が参考となりました。
議会・議員の災害対応では、市の災害対策会議を通じた情報共有の重要性を再認識しました。

問合せ:飯山市議会
【電話】0269-67-0748(直通)【FAX】0269-62-0005