- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県東御市
- 広報紙名 : 市報とうみ 2025年3月号
■春休みの過ごし方
~気持ちよく新年度を迎えるために~
もうすぐ春休み、そして新年度ですね。期待と不安の入り混じる季節です。今回は不安が強いお子さんや不登校傾向のこども達が少しでも自信をもって新年度を迎えられるように、親子での春休みの過ごし方をお伝えします。
◆プラス思考の振り返りで子と親のきずなを深める
春休みは、日照時間もだんだんと長くなり気持ち的にも上向きになってくるので、今まで不登校傾向だったこどもも「新年度からは頑張ってみよう!」と前向きになれる季節です。ただ、やはり新年度に不安も大きくあるので、まずはどのように新年度を迎えたいのかこどもと話し合ってみましょう。
まずは、この一年を「良い一年だった」とポジティブに振り返ってみましょう。家族での外出、趣味、わくわくした体験などを思い出すと、その時の気持ちや感覚も思い起こされます。続けられたこと、がんばったことを思い出しながらたくさんほめられると、そこに新たな喜びも生まれます。思い出の品や写真を見ながら話したりするのもいいですね。その先に、新年度を楽しみに迎える話ができると子も親もポジティブに話し合いができます。
◇こどもの不安な気持ちを受け止め、できたこと・できていることをほめましょう
◆生活リズムを整える
不登校傾向のこどもは人が活動する時間帯を避けるため、決まった時間に起きて学校に行くという毎日の習慣や規則正しい生活から遠ざかっているケースも多く見られます。まずは家庭での生活リズムを整え、学校の始業時間に間に合う時間に起きられるようになっておくことが大切です。昼夜逆転気味の生活リズムになっている場合は、寝る時間を早めたり、日中の活動を増やしたりすることで、生活リズムが改善されます。
◇ゲームやスマホ時間について親子で対話をしながら一緒に決めましょう
◆安心できる家庭環境を整える
こどもがリラックスして過ごせる家庭環境を作ることが重要です。何げない会話を大切にし、こどもの状態を見守りましょう。春休み中に簡単な家事やペットの世話など、達成感を得られる活動を増やしていくとこども自身が自信を持つきっかけにもなります。
◇家庭が安全安心基地になっていると、再度挑戦してみようという気持ちになれます
◆親が疲弊しないようにする
親の心の余裕は、こどもの安心感にもつながります。他の保護者や専門機関に悩みを相談したり、趣味や運動など自分自身のリフレッシュを大切にしましょう。不登校の要因は複雑に絡み合っていることが多く、一概に何をしたら解決、こうなったから問題解消、とはならないケースが多くあります。
◇一喜一憂せず、親が楽しく毎日を過ごすことが大切です
◆新年度の過ごし方を学校と相談する
こどもの気持ちを大切にしながら新年度の学校内の居場所を学校とよく相談しましょう。新年度の下駄箱、教室、活動の確認をし、不安がいっぱいのこどもに寄り添い一緒に考えましょう。
◇春休み中に子と親で学校に行き、不安をできるだけ解消しておきましょう
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※二次元コードは本紙参照
問い合わせ先:子どもサポートセンター(子ども家庭支援課 子ども政策係)
【電話】71-0450