くらし 市民病院通信

■国が進める医療DXへの取り組み
「医療DX」とは、保健・医療・介護の各段階において発生する情報について、デジタル技術の活用による共通化・標準化を図り、より良い医療サービスを受けられるように、社会や生活の形を変えることです。
国は、医療DXの取り組みにより、(1)国民の更なる健康増進、(2)切れ目なくより質の高い医療等の効率的な提供、(3)医療機関等の業務効率化、(4)システム人材等の有効活用、(5)医療情報の二次利用の環境整備の5点の実現を目指しています。

◇医療DXの3本の柱

■東御市民病院の取り組み状況
国の目指す医療DXの実現には、医療機関においてもデジタル化の推進が必要です。
当院の電子カルテシステムは、老朽化による更新を令和8年度に行う予定であり、この機会に、医療DX(医療情報の共通化・標準化)に対応できるシステムを導入することとしています。
また、この更新にあわせて、電子処方箋や受付・会計を自動で行うシステムの導入のほか、スマートフォンから電子カルテの入力や閲覧を可能とするといったような、各種システムの連携を検討しています。
これらの取り組みにより、患者様へのサービス向上と医療安全の強化が図られるとともに、業務改善、コスト削減が可能と考えています。
これまでも、市民病院と診療所の電子カルテ統一による患者様情報の共有化や、市民病院の外来・病棟への患者様向けWi-Fiの整備など、デジタル化の推進に取り組んできましたが、今後も国の動きと歩調を合わせつつ、東御市病院事業の医療DXを推進するため、必要となるデジタル技術について、情報収集や調査・研究を進めていきます。

問い合わせ先:市民病院
【電話】62-0050