子育て コミュニティスクールの町 長和町 Vol.28

~「米作り体験」から「収穫祭・販売活動」を通して学ぶ児童達~
町内の二小学校(和田小学校・長門小学校)では、昔お手伝いが当たり前だった農作業の体験に地元の方々が様々な場面で関わり、支援を行っています。今回は長門小学校5年生の「米作り体験」から「収穫祭」や「米販売」までを紹介いたします。

(1)「米作り体験」始める前に「話し合い」
クラスで「『うるち米』を作るか『もち米』を作るか?」などの話し合いがあったようです。お互いの意見を認め合いながら「もち米を作ること」に決定したようですが、共通していた願いは「地域の方にも食べてもらいたい!」「自分たちも味わいたい!」ということだったようです。

(2)「畦シート張り」から「田植え」「田の草とり」「稲刈り」「脱穀」体験
◎5月2日「畦シート張り」/6月5日「田植え」
ボランティアの方が稲の持ち方や植え方の説明をしてくださいました。多くの児童達は、泥んこになりながらも楽しそうに田植えをしていました。
◎7月9日「田の草とり」/9月18日「稲刈り」
ボランティアの方に鎌の持ち方や刈り方や束の縛り方も教えていただき、ハゼかけ作業もやってみました。ぬかるんだ場所もあり、足をとられながらも頑張りました。
◎10月16日「脱穀」
機械での脱穀と同時に、「千歯こき」も使ってみました。収穫出来た重い籾の入った袋を嬉しそうに仲間たちと軽トラックに運び込む姿が印象的でした。

(3)「収穫祭」「米販売」(米の名前…「長(ちょう)う米(まい)」)
収穫した「もち米」をどうするか?クラスで話し合いがあり、餅つき会をし、残ったもち米を販売して、☆「4年生で飼育体験したトム君(やぎ)に会いに行こう!」(トム君遠足)☆「みんなでクリスマス会をやろう。」☆「募金しよう。」という素敵な計画が立てられ、まずは参観日に親子で「餅つき会・会食」、そして「マルシェ黒耀」「やすらぎの湯」での販売活動へとつながっていったようです。販売活動をする際にも、購入していただく地域の方の事を考えたりしての「値段決め」や「ポスター・キャラクター・チラシ・のぼり旗作り」などの話し合いがあり、更に販売活動を通して地域の方々との明るい笑顔と笑顔でのコミュニケーションも生まれたようです。地域の皆様、ご支援・ご協力有難うございました。

☆児童の感想より
・私は米販売をした時がすごく楽しかったです。入浴が目当ての方やお買い物にきただけにもかかわらず、お米を買ってくださる方がいて、うれしい気持ちになったし、とても温かい気持ちにもなりました。この活動は、地域の方や先生方の協力でできたことなので感謝しています。5年生みんなで「長う米」が販売できてよかったです。
・米販売を終えて思った事があります。一つ目は、お米を販売した時に、お客さんが笑って買ってくれたので、とてもうれしかった事です。二つ目は、販売するのに、たくさんの準備をしてきた事です。旗やかんばんを作ったりしました。みんなで協力して楽しく販売出来てよかったです。これからもこんなクラスでいたいです。

お問い合せ先:教育委員会学校教育係
【電話】68-2127