- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県長和町
- 広報紙名 : 広報ながわ 令和7年9月号
木下東子(きのしたとうこ)隊員
こんにちは。地域おこし協力隊の木下東子と申します。
昨年4月から研修を始め、2年目になりました。今年も昨年同様、じっくりゆっくりしたペースでひとつひとつ研修をさせていただいていることに感謝しています。
◆作物の栽培管理は、3月のアスパラガスから…
あっアスパラガスの先端がでてきた!今日は2本、明日は何本かな…そんなワクワクした思いから一か月後、大量収穫の日々。そして夏は収量が減るものの毎日コツコツと収穫しています。
先輩研修生が昨年立茎(りっけい)を担当したアスパラガスを引き継ぎました。春芽(はるめ)の時期、昨年の立茎の「こたえ合わせ」が出てくる時ですね、という先輩の言葉に、アスパラガスを栽培するということは、すぐ結果は出ないけれど地道にコツコツやることで自分の頑張りが反映され、その結果次第でこの先も長く続けていくことができるやりがいある仕事だなと改めて思いました。そして今年、私が立茎させた葉が光合成をし、夏芽(なつめ)の収穫量の結果から少しずつ私にも評価が下されます。
◇立茎栽培とは・・
春芽の収穫を終えた後、根の養分を使い果たす前に1株から3~5本程の茎を立て、夏には大きく育った葉から光合成によって根に養分を蓄えます。この期間に養分が十分に蓄えられると茎の横から次々にアスパラガスが萌芽します。この期間に収穫されるアスパラガスは夏芽と呼ばれ、収穫は7月頃から始まり9月中旬頃まで続きます。
最近、夜になると涼しくなってきました。
晴れて気温が上昇するとハウス内は、とても暑く息苦しさを感じます。そんな昼間の仕事の疲れは夜の涼しい風のおかげで癒され、ぐっすり眠れています。こういう時「長野はいいなぁ」と思います。過酷な自然環境が年々増してきているなかで、農業を仕事にしたい私は、これから就農に向けてますます気を引き締め、美味しいと言ってもらえる野菜を作っていけるよう研修に励んでいきます。
長和町の皆さま、今後ともよろしくお願いいたします。