くらし 地域おこし協力隊だより

■尾上季里子隊員
地域おこし協力隊、生涯学習部の尾上季里子です。
子どもたちにもっと自然と触れ合ってほしいという想いがあり、自然と子どもをつなぐ活動を今後行っていきたいと思っています。
野外活動への知識を深める為、5月に兵庫県丹波市、日本野外生活推進協会主催の研修に参加してきました。この研修では、子どもたちと自然体験をしながら環境を学んでいくスウェーデン発祥の活動を学びました。
研修の参加者は大人ですが、子どもの目線になって草花に触れ、においを嗅ぎ、手触りを確かめるゲームを交えながら五感を通して自然に触れる遊びなどを行いました。
自然に入る前に子どもたちと約束する3つのルールがあります。(1)ごみを捨てない(2)根っこをぬかない(3)大きな声をださない。どれも当たり前のことではありますが、この約束が守れるようになることは自然への配慮につながります。
小さな頃の体験はその後の大人になってからの人生に大きく影響します。自然で育った子どもは環境を意識する大人になっていきます。子どもたちの生きていく未来(環境)を守ることは私たち大人の役目だと感じています。
上松の自然を知ってもらい、親子で自然の中へ出かけるきっかけ作りを協力隊の活動内でイベントやワークショップとして、今後開催していきたいと思っています。
7月は、自然の中でブルーベリー狩りを親子で楽しんでもらえるイベントを企画しました。一番は子どもたちが楽しみながら、そして季節を感じ、上松の草花や生き物を学べる機会を作っていきたいです。

■永澤馨隊員
こんにちは、地域おこし協力隊木工部の永澤馨です。
早いもので着任して、そろそろ4ヶ月になります。着任後すぐに御神木祭で使用するゴミ箱の依頼があり制作しました。納品までの期間が短くいろいろなトラブルがありながらも他の協力隊員の手伝いもあって何とか間に合うことができました。
御神木祭では協力隊でブースを出し、「ヒノキの鉋屑を使ったお花作り」と「ぶんぶんゴマ作り」のイベント行いました。主にお花作りは女性に、ぶんぶんゴマは子供に人気でした。私は不器用すぎてお花を作るとボロボロになってしまうので、子供たちと一緒にぶんぶんゴマを製作して、遊び方を教えました。
現在は、放課後こども教室きっころの下駄箱制作に取り掛かり始めています。利用者が増え下駄箱に収まりきらなくなってしまったそうです。材料や図案はあるのですぐに取り掛かる事ができるので終わり次第納品します。
また、3年前より協力隊が主体となり企画している、上松技術専門校卒業生による木工イベント「上松凱旋者(がいせんもん)」の準備も動き始めています。私の担当は備品制作で、これから看板などの準備を進める予定です。今年と来年は上松技専の80周年関係イベントとも連携し開催するので、一緒に頑張りたいです。
この4ヶ月間大変なこともありましたが、とても楽しく過ごせています。これからも地域おこし協力隊として活動を頑張っていきたいです。