- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県木祖村
- 広報紙名 : 広報きそ 388号(令和7年1月23日発行)
■見て来て聞いて協力隊!どんな活動しているの?
◇木祖村にお住いの皆さまへ
現在木祖村では、坂口・平野・菅原・丸山・桒葉・井上の6人の隊員が、商工観光・アクティビティ・一次産業・農業・木工振興・お六櫛と、それぞれのテーマをもって、村の課題解決や地域力の維持・発展のため、日々励んでいます。そんな私たちの活動や日常をお手紙をしたためるように、紹介します。新しい年を迎え、気を引き締め、期待に胸を膨らまし、今回のテーマは「新年を迎えての抱負」です。
■アートを探る坂口かな隊員の〔アートと歴史とアーカイブ〕
◇悠々閑々
あけましておめでとうございます。木祖村で4回目の新年を迎えることができました。教育委員会に移動し活動も変化して、去年は郷土館で二回の企画展を開催することができました。収蔵品整理はまだ時間がかかりそうですが、郷土館の風通しが少しずつでも良くなればと思います。ご協力いただいた村民の皆さま、郷土館に訪れた方々ありがとうございます。あと三ヶ月で四年活動した協力隊員も卒業となります。今年の抱負は「悠々閑々」です。ゆったりと気長に構え、焦らず取り組むことが目標です。そのためには後回しにせず「今しかできない」という考えも持ちながら取り組みたいと思います。
■原体験を作り届ける平野らすかる隊員より〔活動冒険探求録〕
◇生まれた命、起こした生業
鹿児島で学び名古屋で培った“杵柄”を両脇背中に携えて、過去のジブンに頼って活動してきた私の、模索していた未来のカタチが輪郭を帯びはじめました。キッカケはふたつ。「娘が生まれたコト」「会社を起こしたコト」。これまでに経験したことのない新しいコトが行く先を照らしています。そんな私の新年の抱負もふたつ。「足元を楽しむ」「手元を見つめる」。過去にすがって未来を憂えて、疎かになりがちな「今」をしっかりと楽しんで、ちゃんと見つめることを大切にします。現在地点を確認しながら、目の前を大事にしながら、一歩ずつ、家族や仲間と歩いて行きたいと思います。
■一次産業を盛り上げる菅原りょうた隊員の〔農から始まるエトセトラ〕
◇新年を迎えての抱負
あけましておめでとうございます。協力隊になり三回目の年明けです。今年度で協力隊の任期は終了しますが木祖村には残っています。個人事業主になりゲストハウスを運営していく予定ですので皆さんにはこれからの活動を見守っていっていただけると幸いです。自立して生活することが今年の抱負です。自分で考えて起こした事業で試行錯誤しながらお客さんを満足させて自分が生きていくことが出来るくらいの収益を上げて生活していけたらと考えています。よろしくお願いします。協力隊の時にやっていた活動については継続していこうと考えています。
■木祖村農業に挑戦する丸山なつみ隊員より〔農を学びて時に之を習う〕
◇最終年度ということで
2025年度は私、いよいよもって協力隊の任期が最後ということでまあなんと、といった感じです。木祖村においての百姓人生はこれから何年もありますが、行政側、、、つまり、役場の農政の中にあって何かができる時間は長くないということですね。差し当たっては天候不順はあるということ前提に効率よく農作業をし、自分の就農準備に余裕をもって取り組めるようにしたいものです。今の所スイートコーンと水稲(酒米飯米問わず)に力をいれて取り組みたいと考えております。産業としての農業、それに伴う文化的活動とコミュニティが末長く地域に息づいていけるような仕組みづくり、ひいては10年後も20年後も住み続けていられる、居たいと思える木祖村のために来年度なにができるか、、、臨機応変さには自信がありますので(行き当たりばったりと人は云うなり)、計画性を持って後悔の無いようにということですかね。
■職人を目指す井上けい隊員の〔移りて住みてお六櫛の里〕
◇新年を迎えての抱負
謹んで年頭の御祝福を申し上げます。昨年の4月より木祖村に移住してもうすぐ1年になります。今年は昨年の経験を活かして生活水準の向上を目指していきます。東京から木祖村に来ての四季の移り変わりを実感することができたので、それを紹介できるように知識を増やしていけたらと思っています。また、お六櫛の実演などでイベント等に積極的に参加して、お六櫛を広めていけたらと思っています。音楽活動も再開できればと思っています。演奏してほしい曲等ありましたら教えてください。木祖村に来て沢山のやっていきたいことが見つかって、充実した1年になりそうです。今年もよろしくお願いします。
■木工振興に携わる桒葉ひさよし隊員の〔モノ創りの村への道〕
◇新年を迎えての抱負
昨年は皆様お世話になりました。ありがとうございました。協力隊一年目の年末年始が過ぎた個人的には大きな山を越えたばかりの今日この頃で目まぐるしく活動をしていた2024年を終えた私が2025年を迎えて思う事。遡る事2000年小学生だった私が平成前半の時代の流れにとても流され社会の色んなものが変わって行った時代を過ごしどうなっていくのか不安と楽しみを抱えて進み四半世紀が過ぎました。どことなく節目を感じたのか昔を振り返る事が増え今の私がいかに沢山の人と出会って色々なことを経験した積み重ねの上に今木祖村にいると言う道のりに感動すら覚えました。縁あって木祖村でも貴重な経験をさせて頂き、またいくつも前進させて貰ったわたしの抱負は『まだまだこれからも突き進みますので皆さんよろしくお願いしますね』ですね。みなさんに私がやっている事が少しでも届きますように、私が行ったことが少しでも村のためになりますように、私がやったことで少しでも世界がよくなりますように。今年も皆様よろしくお願い致します。
この“お便り”では、そんな私たちの活動や日常を「地域の皆さまに知ってもらいたい!」という思いのもと、お手紙をしたためるように、私たちの日々をお送りしております。他にはどんな活動をしてるの?と気になった方は、各種SNSや公式HP(右QRコード)もご覧ください。皆さまからのご意見ご感想アドバイスをお待ちしています。お気軽にお声がけください。(協力隊一同)
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