くらし 木祖村地域おこし協力隊員の3人から皆さんへのお便り Vol.024

■見て来て聞いて協力隊!どんな活動しているの?
◇木祖村にお住まいの皆さまへ
現在、木祖村では丸山・井上・桒葉の3人の隊員が活動しています。農業振興・伝統継承木工振興と、それぞれのテーマをもって、木祖村の課題解決や地域力の維持・発展のため、日々励んでおります。この“お便り”では、そんな私たちの活動や日常を「地域の皆さまに知ってもらいたい!」という思いのもと、お手紙をしたためるように、紹介させていただきます。右のQRコードより自己紹介や他の活動についてもご覧いただけます。
※QRコードは本紙をご覧ください。

■[村の木工振興に取り組む]桒葉隊員より
◇木工好きに向けた木祖村の木工
6月の初め木工家ウィークNagoya2025・40人展という全国から木工家が集まる展示会が名古屋にて行われました。15年以上続く木工家のイベントで個人的に今まで節目節目に参加させていただいていたイベントだったのですが今回割とボリュームのあるスペースで展示させていただきました。私の立場は特殊なので木祖村のPRも含めて村のパンフレットやイベントチラシ、日曜画家展の過去の受賞作品、お六櫛と同じ協力隊の井上の紹介を全面にだし私の製作した什器で展示構成しました。他の木工家の皆様に囲まれる配置でしたが差別化もうまく取れ内容的にも負けておらず注目もしてもらえるイベントスペースに仕上がりました。来場者との会話も途切れることがあまり無く、PRという意味合いではかなり成功と言える内容だったと思います。木工振興という私の活動内容としてこう言った広報活動やディレクションはあまり表に出ませんが、着実にはけていくパンフレットはもう1.5倍来年は持ってこようと固く誓う展示会となりました。個人の作品についてはまた次回にでも。

■[伝統工芸お六櫛の修行中]井上隊員より
◇木祖村の伝統と自然のPR活動
愛知県の「一宮リバーサイドフェスティバル」に木祖村のPR活動として出店してきました。お六櫛の知名度は高かったのですが主に使われている材料がミネバリ(オノオレカンバ)であることを知らない方がほとんどで、話すきっかけとして最適だったと感じています。愛知県は木曽川の下流に位置するのですが、川沿いということもありテントを張りながらまったりする人やイベントを楽しむ人、散歩をする人などでにぎわっていて、来場者は自然を楽しむ人が多かったと思います。木祖村の自然を楽しんでほしいとしっかり宣伝してきました。また、はくさいマラソン大会によく出場しているという人も話をしに来てくれて、いろんな場所から木祖村のイベントに参加してくれていることを改めて感じました。木祖村という環境を求めている人はいると感じさせてくれるイベントでした。

■[村での農業に向き合う]丸山隊員より
◇夏到来
なんとか田植えも終え、スイートコーンの播種もだいぶん進みました。前の仕事では継続して水稲が作付けされてきた土地改良区ばかりでしたので、先ず水が張れるようになるのか心配することなんてありませんでしたし、水温をいかに確保するか考える上で、木曽の清流はびっくりするような冷たさです。しかしながら温暖化の昨今、ここで諦めなければ鹿児島や宮崎の大農業地帯、愛知や群馬に茨城の近郊農業の方々が羨ましがるような農業地域に今後なるだろう!と考えながらやっています。それでも日々の作業に追われて来年度の就農に向けた準備が停滞しがちな現状ではあります。農業の集団化や法人化には時間がかかりますからまずは個人事業として就農するつもりで動いておりますが、圃場、住居の確保に加えて種々の申請書類、農業機械の購入とそれに伴う借り入れの算段に…売りたい機械や電柵などの資材がありましたらお気軽にお声掛けください。