子育て HAKUBA H.S. Report Channel 白馬高校レポートチャンネル

◆1学年総合探究発表会
一学年の総合探究のまとめとして「総合探究発表会」が行われました。生徒一人ひとりが自身の日常について深めたいテーマを選び、様々な考察や研究を行いまとめとして発表するというものです。探究発表のテーマとして、「朝と夜はどちらが効率よく勉強できるか」「どこまでAIが便利になるのか」「なぜ北海道の雪は良い雪と言われているのか」など生徒のテーマは多岐にわたりました。また、言葉の選び方やアイコンタクトなど、内容以外の振る舞いも評価されていました。発表後、聞いていた生徒からたくさんの質問が投げかけられていました。発表者の気付いていなかった視点を鋭く指摘したり、さらなる探究を深めるきっかけになる問いかけなど、活発なキャッチボールが行われていました。探究はテーマを決めて「授業」として行いましたが、日々生活をしていて感じる疑問や問題に直面した時にも、考察や問題意識を持つことができれば、それが自身の成長につながっていくと思います。

◆3月5日社会人講話
「社会人に学ぶ講座」が実施されました。白馬近隣の異なる分野の株式会社や役場、農場の方を講師としてお招きし、これまでのご経験や仕事に求められる適性、努力しておくとよいことなどをお話いただきました。今回の講座をきっかけに、生徒が職業について考えるよい機会となればと企画されました。お話いただいた、「株式会社五竜」の担当者の方は、海外留学経験や前職のご経験も現職に活かせている。何より英語を話せることが現職における最大のアドバンテージになっていると話してくださいました。スキーやスノーボードを楽しみに来た外国の方に案内ができるだけでなく、五竜の外国人の同僚とも英語で会議をしているエピソードもとても印象的でした。本校の生徒にもいろいろな経験を積んでもらい、成功したことから自分の得意を知り、失敗からは自分の成長に繋げられる高校生活にしてもらいたいものです。

◆3年生を送る会
3月3日、3年生を送る会が行われました。花のアーチを通って3年生が体育館に入場してきました。3年生から引き継いだ新執行部の生徒が企画したこの会では本当に盛りだくさんの催しが企画されていました。軽音楽部の演奏と歌、教員の幼少期の写真からどの先生なのかを当てる企画、将来の夢や特徴からどの生徒なのかを当てる企画。担任や副担任、在校生各部活や管理職の先生方からのメッセージビデオなど心温まるものでした。この翌日の3月4日に卒業証書授与式を控えた3年生。楽しんでいても、どこか寂しいような名残惜しいような雰囲気が伝わってきました。

◆卒業証書授与式
3月4日、第74回卒業証書授与式が挙行されました。白馬・小谷村両村長をはじめPTA会長、多くのご来賓の方々にご臨席を賜り、厳粛な卒業式を迎えることができました。体育館の外は薄着では震えるほど寒かったですが、待機している生徒たちの表情は穏やかでした。体育館の扉が開き、担任の先生に続き生徒たちがゆっくりと入場していきました。会場となった体育館の手前には長野県教育委員会や、生徒たちがお世話になった中学の恩師からの祝電が掲示してあり、卒業生や保護者の方が「懐かしい」という声とともに読んでいる姿が見られました。記念品の贈呈・皆勤賞授与の後、在校生送辞では新生徒会長の2年B組浦野心結さんがお世話になった先輩方に対して感謝の気持ちを述べ、その最中に感極まって涙を流す場面がありました。この場面以外でも卒業生・在校生問わず堪えきれずに下を向いて涙する生徒がいました。
式の後、卒業生と保護者は各HR教室に戻り担任との別れや進学・就職に対する激励の言葉を掛け合っていました。進む道は人によって違いますが、3年間同じ学び舎で共に学び共に経験したことは、生徒にとって一生の財産になることは間違いありません。白馬高校を卒業して成長した姿を母校に見せに来てほしいのと同時に、なにか問題を抱え行き詰まった時にも恩師に顔を見せに来てください。
ご卒業、おめでとうございます!!

令和7年3月13日(第191号)
発行:白馬高校 教務係
【電話】0261-72-2034(代表)
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