スポーツ [巻頭特集]第37回全国健康福祉祭ぎふ大会 ねんりんピック岐阜2025(1)

■全国から集う!!ねんりんピック岐阜2025開催
「ねんりんピック」の愛称で親しまれている「全国健康福祉祭」は、60歳以上の人を中心に、あらゆる世代の人が楽しみ、交流を深められるスポーツ・文化・健康・福祉の総合的な祭典です。全国から約1万人の選手・役員が参加し、高齢者の健康の保持・増進、社会参加、生きがいの高揚を目的として、昭和63年から毎年開催されています。
今年は岐阜県が主催し、関市では剣道・ゴルフの2競技を行います。今月号では、ねんりんピックの今と昔をデータからひも解き、出場者に意気込みを語っていただきました。

【関市主催の競技】
◇ゴルフ交流大会
日時:10月20日(月)午前7時~午後4時30分
※表彰式・交歓会は午後3時~(2部制)
場所:岐阜関カントリー倶楽部(山田芳洞1691番地1)

◇剣道交流大会
日時:
▽予選リーグ戦
10月19日(日)午前10時20分~午後4時20分
▽決勝トーナメント
10月20日(月)午前9時30分~11時30分
場所:わかくさ・プラザアテナ工業アリーナ

◆ねんりんピック 今と昔を比べてみよう!!
~時代と共に飛躍する、進化と規模の変遷~
いよいよ開催が間近に迫った「ねんりんピック岐阜2025」。この祭典が、誕生から今日まで、どれほどの進化を遂げてきたかご存知でしょうか。数字で「今」と「昔」を比較することで、ねんりんピックが単なるスポーツイベントに留まらない高齢者の健康と生きがいを育み、地域に活気をもたらす一大イベントへと成長した軌跡が見えてきます。

◎来場者数は7.5倍へ

第1回大会(昭和63年)の来場者数は約8万人でした。それが、今回の岐阜大会ではなんと60万人もの来場が予測されています。前回の鳥取大会の54万人からさらに大きく上回る見込みです。これは、ねんりんピックが世代を超えた交流の場として、また生涯現役を応援する一大イベントとして、多くの人々の共感を呼び、注目を集めているからといえるでしょう。

◎経済波及効果は145億円へ

ねんりんピックが地域にもたらす経済効果も増大しています。第30回大会では115億円だった経済波及効果が、今回の岐阜大会では、30億円増となる145億円と予測されています。この推計には、参加者の宿泊や飲食、観光といった直接的な消費に加え、それに伴って関連産業にもたらされる間接的な経済効果も含まれています。ねんりんピックは、経済の活性化を促す重要な役割を果たしています。

◎競技種目は3.1倍へ

第1回大会では10種目だった競技が、前回大会では29種目、そして今回の岐阜大会では、過去最多を更新する31種目となりました。これは、ゴルフや剣道といった長年の人気種目だけでなく、より幅広い年代や多様な興味・関心を持つ人が参加できるよう、競技種目が拡充された結果です。その結果、より多くの高齢者が「スポーツ・文化・健康」に親しむ機会が広がり、生きがいづくりへと繋がっています。

出典:第1回全国健康福祉祭ひょうご大会公式報告、株式会社十六総合研究所(十六フィナンシャルグループ)『「ねんりんピック岐阜2025」の経済波及効果の推計について』(2025年4月18日公開)
【HP】https://www.16fg.co.jp/release/files/20250418_1.pdf?utm_source=chatgpt.com