- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県恵那市
- 広報紙名 : 広報えな 2025年3月号 No.392
■楽しむ
初めての方も楽しめるポイントを解説。ぜひ公演に足を運んでみてください。
▽舞台
舞台には、正面の「本舞台」と、客席から舞台下手側につながる「花道」があります。花道は、役者の入退場に使われるだけでなく、演目によって城の廊下にも海にも変化しさまざまな役割を果たします。
市内には、宮盛座と五毛座という二つの芝居小屋(歌舞伎小屋)が現存しています。
※詳細は、本紙をご覧ください。
▽ストーリー
歌舞伎の演目には、仇(あだ)討ちや心中事件、時代劇など、さまざまな物語があり、踊りを主体とした舞踊もあります。
パンフレットなどで、事前にストーリーを知っておくのがお勧めです。
▽メイク
歌舞伎のメイクは「隈取(くまどり)」と呼ばれ、役柄によって色や形が異なります。白い化粧に赤や黒の線を描いて、キャラクターの個性や感情を強調しています。
・隈取の色マメ知識
赤…正義感や勇気
青…悪人や怨霊
茶…人間以外の鬼など
※詳細は、本紙をご覧ください。
▽決めポーズ
歌舞伎には「見得(みえ)」という特別なポーズがあります。強い感情を表すために、手や足を大きく動かして、動きを止める演技です。
演技が最も盛り上がるところなので、お見逃しなく!
▽音楽や効果音
歌舞伎では、独特の音楽や効果音が使われています。
語りの声や三味線の音で感情の変化を表現したり、見得のときには、木の板で音を出す「附け」を使って、雰囲気を盛り上げたりします。
▽観客が盛り上げる
地歌舞伎では「日本一」などと客席から声をかける「大向(おおむ)こう」で、観客も舞台を盛り上げます。
特に、役者に向かって小銭を投げる「おひねり」は、地歌舞伎ならではの楽しみです。
◆公演に行ってみよう!
▽宮盛座歌舞伎公演
日時:3月2日(日)正午開場、午後0時半開演
場所:宮盛座(三郷町佐々良木57-3)
内容:飯地太鼓、東野歌舞伎保存会、三郷歌舞伎保存会
問合せ:三郷歌舞伎保存会
【電話】090-2262-9650(小林)
▽飯地五毛座歌舞伎公演
日時:4月12日(土)午後開演予定
場所:五毛座(飯地町185-1)
内容:笠周三町子ども歌舞伎、飯地五毛座歌舞伎保存会
問合せ:飯地五毛座歌舞伎保存会
【電話】090-7697-4108(肥田)
▽山岡芸能文化発表会
日時:12月7日(日)※時間未定
場所:山岡農村環境改善センター
内容:山岡歌舞伎保存会
問合せ:山岡歌舞伎保存会
【電話】090-1412-3851(水野)
▽市伝統芸能大会
日時:毎年2月中旬
場所:恵那文化センター大ホール
内容:各保存会の演目、市内名士による口上など
問合せ:恵那文化センター
【電話】26-6916
◆市民講座で学んでみよう!
日時:6月10日(火)、24日(火)午後2時
場所:東野コミセン
内容:せりふ回しや「見得」の解説、おひねりの作り方、掛け声の出し方など
申込開始日:4月19日(土)
※詳しくは、市民大学ガイドブックか文化の窓ウェブサイトで確認ください
問合せ:東野コミセン
【電話】26-6924