- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県美濃加茂市
- 広報紙名 : 広報minokamo 令和7年7月号
■食中毒に気を付けましょう!
夏を迎え、暑さが増してきました。それと同時に、食中毒の危険性も高まってきます。特にサルモネラ菌や腸炎ビブリオのような細菌は、室温で活発に増殖し、35℃から40℃で最も増殖速度が上がります。また、梅雨の時期は、湿度が上昇し、細菌の動きもより活発になります。食中毒の被害を防ぐために、適切な対応を行えるようにしましょう。
食中毒を防ぐには、「細菌を食べ物につけない」、「増やさない」、「やっつける」という3つの原則が重要です。細菌を「つけない」ためには、身の回りを清潔に保つことが大切です。調理前や食事前に手を洗うこと、まな板や包丁をよく洗い、殺菌することが推奨されています。また、焼肉などの場合には、生肉用の箸と焼けた肉用の箸を分けて使用するようにしましょう。
細菌を「増やさない」ためには、食品を適切に保存することが大切です。食品を冷蔵庫では10℃以下、冷凍庫ではマイナス15℃以下で保管し、細菌の増殖を遅らせることが望ましいです。なお、冷蔵庫を過信せず早めに食べ切りましょう。
細菌を「やっつける」ためには、食材を十分に加熱することが大切です。ほとんどの細菌やウイルスは加熱で死滅するため、特に肉や魚は中心部を75℃以上で1分以上加熱することが求められます。
食中毒が疑われる症状には、吐き気やおう吐、下痢、腹痛などがあります。食後すぐになることもありますが、一週間以上たってから症状が出ることもあります。下痢止めや吐き気止めの市販薬を自己判断で内服せず、医療機関をしっかり受診し、相談してください。
健康に気をつけ、この夏を乗り切りましょう!
問合せ:健康課総務係
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