健康 ゼロからはじめるカラダづくり

「今度こそ、やってみよう」と思ったあなたへ

フレイル予防の3本柱となる、「運動」、「栄養・口腔」、「社会参加」。今回は、その中の「運動」に焦点を当てて、フレイルを予防する運動プログラムや、自宅でできる簡単体操を紹介します。

■フレイルって、なに?
「フレイル(虚弱)」は、筋力や心身の機能などが低下、衰弱した状態のことをいいます。健康と要介護の間のような段階で、高齢者の多くがフレイルの段階を経て、要介護状態になると考えられています。
フレイル予防の3本柱は、「適度な運動をすること(運動)」、「しっかり噛(か)んで、しっかり食べること(栄養・口腔)」、「家族や友人と交流すること(社会参加)」です。
この3本柱を生活に取り入れ、いかに早期からフレイルの状態を予防・改善できるかが、健康長寿のカギとなります。

・運動
・栄養口腔
・社会参加

■フレイルを防ぐカラダづくり
筋肉量は20代をピークに加齢に伴って減少していき、高齢期(70歳以上)にはピーク時の半分程度まで減少するとされています。運動を習慣化し、筋肉量や体力を維持することが、フレイル予防となります。
「フレイル予防運動教室」への参加や、「自宅でもできる簡単体操」に挑戦することで、運動習慣を身に付け、フレイルを予防しましょう。

■フレイル予防運動教室 参加者募集!
運動と食事指導のノウハウを持つ民間事業者と連携し、運動習慣がない方を対象とした新たなフレイル予防のプログラムを実施します。
無理なくできる簡単な運動で、健康に過ごせる体を作りましょう!

場所・日時:下表の通り(各コース全7回)

※期日によって会場が変わります

対象:市内在住の65歳以上で、運動習慣がない方
内容:椅子やマットを使用した有酸素運動、筋力トレーニング、栄養講座、体力測定
定員:各会場25人(抽選)
備考:
・教室受講期間中、コパンスポーツクラブ各務原店・鵜沼店で、トレーニングジム・温水プールが1回200円で利用可能
・9月~11月の間、コパンスポーツクラブ各務原店のみ、月3000円でゴルフラボの利用可能(全2回のゴルフレッスン付き)
申込:7月22日までに、市ウェブサイト内専用フォーム

■自宅でもできる簡単体操
自宅に居ながらフレイルを予防できる、簡単な体操を紹介します。自分のペースで行うことができるので、ぜひ挑戦してみてください。今回紹介する体操以外にも、市ウェブサイトで紹介しています。

≪体操を始める前に≫
・体操はゆっくり行い、関節や筋肉を伸ばすことを意識する
・体操は息を止めないで行う
・運動中は適度に水分補給をする
・体操の内容や回数は目安。自分で行える無理のない範囲で行う

▽ひざうら・ふくらはぎ伸ばし
ふくらはぎ、太ももの筋肉を鍛えることで、歩きやすくなります。
回数:左右交互 各2回
POINT:片足を後ろに下げ、「1、2、3」と数えてから戻します。かかとは床につけて行います。

▽足の後ろ上げ
お尻の筋肉を鍛えることで、大きな歩幅で歩けるようになります。
回数:左右交互 各2回
POINT:片足を後ろに下げ、つま先を床から少し浮かせた状態で、5秒静止します。

▽足の横上げ
お尻の横の筋肉を鍛えることで、ふらつきを防ぎバランスを強化します。
回数:左右交互 各2回
POINT:片足を5秒かけて横に30°程度上げ、5秒かけて下ろすのを、左右交互に行います。

▽足踏み
足の付け根、すねの筋肉を鍛えることで、足があがりやすくなり、つまずき防止につながります。
回数:左右交互 計10回
POINT:足を上げる高さは床から10cm程度から始めて、徐々に高くしていきましょう。

※詳しくは本紙をご覧ください。

詳細:健康づくり推進課
【電話】058-383-7258