- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県富加町
- 広報紙名 : 広報とみか 令和6年11月号
ノロウイルスは冬場に多い食中毒です。人から人へうつって感染を拡げ、重症化や集団発生などを引き起こすおそれがあります。基礎知識を知って「かからない」「拡げない」ように注意しましょう。
■ノロウイルスの特徴
・感染力がとても強い
・繰り返し感染・発症する
・嘔吐や下痢などの激しい症状が1~2日続く
・感染ルートは3つ…(1)食品から(経口感染)、(2)食品から手や調理器具などを介して(経口感染)、(3)人から人へ(接触、飛沫、塵埃感染)
■ノロウイルスの感染を予防するには?
手洗いの徹底…アルコール消毒ではノロウイルスを殺菌できません。必ず手を洗いましょう。
手を洗う前に…爪は短く切り、手洗いの前に時計や指輪を外してから手を洗いましょう。
蛇口に注意…蛇口にウイルスが付着していることもあるため、接触に注意しましょう。
手の洗い方…ノロウイルスはとても小さいため、親指や指先、手のしわなど手洗いが不十分になりやすい部分を意識して洗いましょう。
手を拭くとき…タオルの共用は危険です。個人用のタオルや使い捨てペーパータオルなどで手を拭きましょう。
■食品はしっかり加熱しましょう
ノロウイルスによる食中毒事例の約7割で原因食品が特定できていませんが、ノロウイルスは、とくに二枚貝(カキ・アサリ・ホタテなど)の内臓に蓄積します。生食用以外の二枚貝を食べる時は、食品の中心部までしっかり加熱しましょう。
食品の中心温度が85~90℃で90秒以上しっかり加熱することで、ウイルスを無害化することができます。
■感染が疑われる場合
・脱水症になりやすいため、経口補水液などで水分補給を十分に行いましょう。脱水がひどい場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
・下痢止めは病気の回復を遅らせることがあるため、使用しないことが望ましいとされています。
・インフルエンザなどでも同様の症状があるため、注意しましょう。
問合せ:福祉保健課保健係
【電話】54-2117