- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県川辺町
- 広報紙名 : 広報かわべ 2025年3月号
◆ポリファーマシーとは
ポリファーマシーは、ポリ(複数の)とファーマシー(調剤)を合わせた言葉で、多薬服用と訳されます。これは、多くの薬を服用しているために、「副作用が起きる・薬の効果が強くなったり弱まったりする・薬の管理ができない」などの状態を指します。
◆ポリファーマシーの予防・解消のためには?
高齢になると、複数の病気を持つ人が増えてきます。病気の数が増え、受診する医療機関が複数になることも薬が増える原因となります。また、加齢に伴う生理的な変化により、薬を分解したり、体の外に排出したりする働きが弱くなります。
ポリファーマシーを予防・解消するため、以下の2点を意識するようにしましょう。
(1)お薬手帳1冊にまとめる
医療機関を受診するときや薬局に行くときは、必ずお薬手帳を持参しましょう。
お薬手帳は病院や薬局ごとに分けずに1冊にまとめておくことで、使っている薬について医師や薬剤師へ正確に情報を伝えることができます。災害などの緊急時の備えにもつながります。
(2)かかりつけの薬局や薬剤師を持ちましょう
普段からかかりつけの薬局や薬剤師を持って、処方されている薬の情報を把握してもらっておくのが安心です。薬以外でも、健康食品やサプリメントなど普段使っているものがあれば伝えましょう。
◆リフィル処方せんとは?
症状が安定している患者に対して、医師の処方により一定期間内・回数内であれば、その都度診療を受けなくても繰り返し利用することができる処方せんのことです。通院をしばらく控えても大丈夫であると医師が判断し、処方せんの「リフィル可」欄に医師のチェックが入っている場合、この制度を活用できます。
リフィル処方せんを利用することで、医療機関を受診する回数が少なくなるため、通院負担を軽減できるとともに医療費の軽減にもつながります。
◇リフィル処方せんの注意事項
・投薬量に制限のある医薬品や向精神薬、湿布薬は対象外です。
・リフィル処方せんが発行されてから1回目は、通常の処方と同様に4日以内に薬局で薬を受け取ります。2回目以降は、前回の調剤日から起算し、処方期間が終わる日を予定日として、その前後7日以内に薬局にて調剤・受け取りをします。
・リフィル処方せんを利用中は原則、病院などでの受診は不要ですが、症状が気になるなどご自身の体調に変化がある場合は、医療機関で受診が可能です。
問い合わせ:住民課(担当 岩井)
【電話】53-2513