子育て 小・中学校は3学期制から2学期制へ移行します

教育委員会では、「心身ともに健康で郷土を愛する人間性豊かな子ども」の育成に取り組んでおり、今後の教育活動の質を高めるべく、2学期制の導入を検討してきました。既に実施している自治体からは、多くのメリットが報告されています。岐阜県全体で見ると約5割の自治体が導入しており、近隣の自治体でも導入が増えています。
保護者に実施したアンケートでも多くの賛同をいただけたこともあり、令和7年度より3学期制から2学期制へ移行することとしました。

◆2学期制とは?〕
1年間の課程を3つ(1・2・3学期)から2つ(前期・後期)に分けて実施する制度です。

◇3学期制


◇2学期制

前期:4月1日から10月第3月曜日の前日まで
後期:10月第3月曜日から翌年の3月31日まで

※令和7年度
前期:4月1日から10月19日まで
後期:10月20日から3月31日まで

◆2学期制を生かした教育活動の展開
教師と子どもの関わりを深め、授業を充実させます!
・学期末「7月」「12月」は多くのテストにより子どもたちも教師も慌ただしく過ごしていましたが、落ち着いた環境で授業を進め、確実な学習内容の定着を図ります。
・教師が落ち着いて子どもたちと向き合う時間を確保します。子どもたちが安心して学校生活を送れるよう努めます。
・夏休み中に保護者懇談を実施し、お子さんの学習や生活の状況を詳しくお伝えします。

通知表を受け取る機会が2回になるため、懇談などを通じて学習や生活の様子について具体的にお伝えし、安心して長期休業を迎えられるようにします。

◆2学期制FAQ
Q.2学期制のメリットについて
A.(1)成績処理を長期休業中に行うことができるため、教師が子どもたちと向き合う時間をより多く確保することができます。また、長期休業に入るまで授業を進める時間も増えるので、きめ細やかな指導ができると考えています。
(2)年間の授業日数は、3学期制と変わりません。前期と後期がそれぞれ約100日ほどあるので、学校行事などを効果的に配置することができ、子どもたちは、学習・生活・行事などにじっくりと取り組むことができます。
(3)長期休業中の子どもたちの学習の成果を、休み明けのテストなどで発揮することができます。

Q.通知表を受け取る機会が2回になります
A.通知表を受け取る機会が1回減りますが、これまで通り、長期休業などを利用しながら、三者懇談(中学校)・二者懇談(小学校)を行います。学習面や生活面の成果や課題、進路指導、目標設定などについて、子どもや保護者と共通理解をしながら、長期休業中の子どもの頑張りにつなげる機会を設定します。

Q.評価の仕方について(中学校)
A.定期テストは引き続き行いますが、回数については検討中です。また、これまでと同様、授業ごとの小テストや単元テスト、レポート提出などで、日常生活から評価を行います。成績処理などに不具合が起きることはありません。また、学習の定着状況を把握しながら、適切に指導を行っていきます。
公立高校の場合の内申は、出願直前までの評価が採用されます。私立高校の内申は、前期の評価とその後の評価を加味して決定します。

Q.学校行事に関して
A.これまで通り、運動会やあらたまの日(参観日)、宿泊研修などを行います。行事の日程に大きな変更はありません。今後も行事を通して、子どもたちの成長につなげることができるよう、行事の内容や運営の仕方について改善・修正をしていきます。

町では、学校運営協議会(コミュニティ・スクール)も進めながら、学校を核とした地域づくりを進めています。また新たに、こども家庭センターとも連携し、子どもたちを中心とした施策も進めていきます。
家庭と地域、学校が連携・協働し、町の子どもたちが今後の社会や地域の担い手となって活躍できるように、学校統合を含め、さらに教育委員会で支援していきます。
家庭や地域の方々のご理解、ご協力のほど、よろしくお願いします。
ご不明な点やご意見などありましたら、以下の連絡先までお電話ください。

問い合わせ:教育支援課(担当 後藤・鈴木)
【電話】53-2650