- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県八百津町
- 広報紙名 : 広報やおつ 令和7年1月号
昨年中は町政運営に対しまして、多くのご支援、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
昨年1月1日には能登半島地震が発生し、奥能登地域を中心に北陸地方の各地に甚大な被害を及ぼしました。災害協定を結ぶ穴水町でも家屋の倒壊などにより多くの方が犠牲となられました。町では、物資の支援や職員派遣などを行ってきましたが、1日も早い復興をお祈りするばかりであります。改めて、犠牲となられました方々にはご冥福を心よりお祈りするとともに、被災されましたすべてのみなさまに心からお見舞い申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、社会はコロナ前の姿に戻り、さまざまな行事や事業が以前のように行われてきました。町では、5年ぶりとなる中学生のリトアニアへの海外派遣研修が行われ、カウナス市との友好交流事業が再開されました。今後もますます交流が進み、人道教育と杉原氏の功績の継承が続いていくことを期待しています。また、ハヤブサプロジェクト事業として、人道の丘公園に整備を進めておりますハヤブサ・ミュージアムの施設拡張工事に着手しました。本年4月には、グランドオープンを予定しており、八百津町の新たな観光情報発信地として期待をしています。
令和6年12月議会で議決されました次期八百津町総合計画では、「安らぎとにぎわいが織りなす やおつらしさを育むまち~Smiles for Well-Being~」をまちの将来像として定め、八百津町ならではの幸福感が実感でき、いつまでも住み続けたいと思えるまちづくりに取り組んでいきたいと思っています。そのためにも、定住人口の減少を抑え、交流人口を増やしてまちの活力を生むことが大切なことと考え、さまざまな取り組みを行っていきます。
本年は町制施行70周年の節目の年となります。これまでの町の歩みを振り返るとともに、これからの八百津町の明るい未来に向けて記念事業を実施していきたいと思います。恵まれた豊かな自然環境と、先人たちが培ってこられた伝統・文化・風土を次世代に継承しつつ、更なる発展への出発点となりますことを願っております。
結びに、今年は巳(へび)年です。本年が幸多き、“巳(み)”のりの一年になりますことを期待しています。新しい年を迎え、町民のみなさまにとりまして、今年一年が平安な年、そして大いなる幸せの年となりますことをご祈念申し上げ、新年のあいさつとさせていただきます。
八百津町長 金子政則