健康 いきいきライフ

このコーナーでは…「シニア・健康・医療・介護・障がい」に関する情報をお知らせします

■あなたは大丈夫?早めに対策しよう 熱中症予防
熱中症は、体内の水分や塩分バランスが崩れ、体温を調節する機能が正常に働かなくなり、体に熱がこもることで生じます。重症化すると命を落とす危険性もあります。
近年は地球温暖化の影響で、全国的に真夏日や猛暑日が連日のように続き、例年よりも早い5月頃から熱中症になる人が増えています。
また、梅雨明けの蒸し暑く、気温が急上昇する時期に、救急搬送患者数や死亡者数が急増しています。
「この暑さなら大丈夫」「自分は大丈夫」と思わず、日頃から予防することが大切です。

◇本格的に暑くなる前に
体が暑さに慣れていない中で急に気温が高くなると、上手く発汗できず、熱中症のリスクが高まります。
今のうちから、暑さに負けない体づくりを心掛けましょう。
・ウォーキングやストレッチなど適度な運動で、汗をかく習慣をつける
・通気性や吸水性の良い寝具を使ったりエアコンを活用し、睡眠環境を整える
・栄養バランスの良い食事を1日3食とる

◇熱中症になりやすい環境は
風通しが悪かったり、日差しが強く、気温や湿度が高い場所で熱中症は起こりやすくなります。
直射日光を長時間浴びる屋外での作業や、スポーツなどの激しい運動をする時は、体温が上昇しやすいため気温や湿度に注意しましょう。
また、日中に窓を締め切り、熱気がこもった部屋は、エアコンをつけてもすぐに室温は下がりません。帰宅したら換気をすることが大切です。

閉め切った車内は、短時間で温度が急上昇し、命を落とす恐れがあります。
こどもを残したまま車を離れないでください

◇特に注意が必要な人は
温度に対する感覚が弱い高齢者や、体温をうまく調節できず、地面の照り返しの影響を受けやすいこどもは、特に注意が必要です。
また、普段健康な人でも、寝不足や疲れがたまって体調が悪い時、二日酔いや下痢で体内の水分が減っている時は、体温を普段通りに調節できません。
障がいのある人は、自ら症状を伝えることができない場合もあるため、周囲の配慮が大切です。

◇暑さから身を守る対策を
・喉が渇いていなくても、1時間にコップ1杯、1日1.2リットルを目安に、こまめに水分をとる
・保冷剤や冷却シートなどの冷却グッズで体を冷やす
・速乾性のある服や通気性の良い服を着る
・室内では、エアコンや扇風機などの冷房機器を活用して適切な室温(26~28度)を保ち、遮光カーテンやすだれで直射日光を防ぐ
・外出時は日傘や帽子をかぶったり、木陰など、日光を避けられる場所でこまめに休憩する

◇こまめに休憩を
熱中症は、急速に症状が進行し、重症化します。目まいや立ちくらみ、顔の火照り、手足のしびれなど熱中症の症状が出る前に、無理をせず涼しい場所へ移動し、十分な水分・塩分補給をして、安静にしてください。
10月22日(水)まで、暑さをしのぐ避難所「クーリングシェルター」を開放します。

問合せ:健康増進課
【電話】22-2727