健康 いつまでも健康でいきいきと暮らすために

高齢化や生活スタイルの変化などから、がんや心臓病、脳卒中、糖尿病といった生活習慣病になる人が増加しています。
いつまでも健康でいきいきと暮らすためには、バランスの良い食事、定期的な運動、社会参加、健診や検診受診などを継続することや、家族や仲間、地域で支え合うことが大切です。
市では令和8年度からの健康増進計画と食育推進計画、歯科口腔保健計画を作成するため、市民1,500人を対象にアンケートを実施したほか、健康づくりを支えるボランティアなどにインタビューを行いました。
結果の一部を紹介します。

■健康づくりに関するアンケート
◆健康づくりに関心はありますか

アンケートでは、80%以上の人が健康づくりに関心があると回答しました。しかし、実際には栄養バランスのとれた食事を意識していなかったり、地域社会に参加していないなど、取り組みが十分でないことがわかりました。

◇食育に関心はありますか

子育て世代の30歳代が55.8%と関心が高く、60歳代が30.6%と低くなっています。
こどもだけでなく大人も食育に取り組み、栄養バランスの取れた食事をとることで、肥満や生活習慣病の予防につながります。

◇どんな食品でも噛むことができますか

特に60歳代以降から噛む力が弱まり、70歳代以上で何でもよく噛める人は56.3%でした。
生涯にわたり自分の歯と口でよく噛んで食べられるよう、定期的な歯科検診でむし歯や歯周病を予防して歯の本数を保ち、唇、頬、舌などの口周りの筋力を維持することが大切です。

◇日常生活の中で意識して身体を動かしていますか

60歳代以上に比べ、20~50歳代の働き盛りの人が、日常的に身体を動かしていない割合が高いことがわかりました。
健康寿命をより長くし、自立した生活を送れる期間を延ばせるよう、生活の中に運動を取り入れましょう。
市でも筋トレ講座などを開催しています。

◇地域社会活動へ参加していますか

約半数の人が地域社会活動に参加していますが、コロナ禍前の令和元年度と比較すると、参加する人の割合が減少しています。
地域の人や友人との交流は、心や身体の健康につながります。

■「できること」から取り組んでみませんか?~健康づくりを支える人へインタビュー~
地域では、健康ボランティアの人などが、健康づくりを支援しています。
気になる講座や教室への参加をお待ちしています。

▽筋トレ応援隊 鈴木文人さん
「運動して美味しいものを食べたい」「この先も自分の足で旅行に行きたい」など、生活を豊かにする自分なりの目的を持つことで、筋トレを楽しく続けられます。

▽富士宮市保健委員協議会 石川みち子さん
住みやすく優しい富士宮市にしていきたいと思い活動しています。地域で見守る、支え合う大切さを感じており、近所の人と顔見知りになることで助け合えればと思っています。

▽食育ボランティアななくさ会 渡辺喜美代さん
妊婦や小学生、高齢者などさまざまな人に食育を伝えています。
こどもの頃の食生活が、今後の自分の食生活につながるため、若い世代にも食育を伝えていきたいです。

▽脳トレの会 佐野清晴さん
体が衰えると気持ちまで衰える人が多いと感じています。
「会場に行かなきゃ」という気持ちが脳トレになります。特に男性の参加者をお待ちしています。

▽8020推進員会 渡辺徳一さん
自分の歯の本数や口の中の状況について知らない人が多いと感じます。こどもや若い人達にも歯と口の大切さを伝えていきたいです。
素敵な笑顔も楽しい会話も、歯と口の健康があってこそだと感じています。

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問合せ:健康増進課
【電話】22-2727