- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県掛川市
- 広報紙名 : 広報かけがわ 令和7年9月1日号
令和7年3月末に内閣府より南海トラフ巨大地震新被害想定が示されました。これに基づく静岡県の第5次被害想定は令和8年度中に示される見込みです。今回の内閣府の被害想定でのポイントを解説します。
■南海トラフ巨大地震新被害想定のポイント
約10年前の被害想定と比べて大きく変化した想定
・避難者数 950万人→1,230万人(+29%)
・経済被害 214兆2千億円→270兆3千億円(+26%)
・1mの津波到達時間 6分→5分(1分の短縮)
(3m以上の津波到達時間は変化なし)
■防災プラスワン
Q.南海トラフ巨大地震による津波はどのくらいで掛川市沿岸に到達するのか?
A.津波の大きさでそれぞれ下記のように想定されています。
1m:5分
3m:8分
5m:17分
10m:20分
■一方で各種対策により被害が大きく軽減されるとも提言されています
・住宅の耐震化率100%で…全壊棟数7割減
・家具等転倒防止実施率100%で…家具等転倒による死者数7割減
・感震ブレーカー設置率100%で…火災による焼失棟数5割減
建物の耐震化や家具の転倒防止など、個人でも取り組める対策により被害が大幅に軽減することが見込まれています。自分の命、そして大切な人の命を守るためにできることから始めましょう。
■危機管理課担当からみなさんに伝えたいこと
災害が発生した際には、正確で迅速な情報伝達が大切です。市では、みなさんに必要な情報を確実にお届けできるよう、さまざまな方法を用意しています。市内全域に向けて放送される「同報無線」や「防災ラジオ」に加えて、「防災メールマガジン」や「公式LINE」、「電話」での同報無線内容確認サービス(【電話】21-1443)もあります。ぜひこの機会にご確認ください。
防災・防犯対策係
渡邊 主事
問合せ:危機管理課
【電話】21-1131