くらし ‐DE and I Kakegawa‐ かけがわ vol.2

■誰もが安心して暮らせる社会へ 性の多様性と宣誓制度
みなさんは「静岡県パートナーシップ宣誓制度」をご存じですか?
この制度は、婚姻制度とは別に、法律上は結婚できないけれど人生をともに歩みたい二人が、その関係を公に証明できる仕組みです。宣誓された方が利用できる市の行政サービスもありますので、ぜひこの機会に確認してみてください。

性の多様性とは、人それぞれが持っている「性のあり方」のことです。
たとえば
体の性:生まれ持った体のつくりや機能。
心の性(自分の感じ方):自分が男性だと感じるか、女性だと感じるか、あるいはどちらでもないと感じるか。
好きになる性:どのような相手を好きになるか。異性を好きになる人もいれば、同性を好きになる人もいます。どちらも好きになる人や、誰も好きにならない人もいます。
これらの「性のあり方」は人それぞれ異なり、どれも大切なその人らしさです。

実際に制度を利用された方からは、こんな声が届いています。
「パートナーが緊急入院したとき、家族として対応してもらえて安心した。」
一方で「必要以上に気を遣われたり、隠されたりすることが多い」「特別扱いではなく、普通に接してほしい」という声もあります。
むずかしく考えすぎず「目の前にいる一人ひとりを大切にすること」。それが、誰もが安心して暮らせる社会につながります。

■レッツワンアクション
性のあり方に関係なく、身近な人の「その人らしさ」を大切にすることから始めてみる。

問合せ:企画政策課
【電話】21-1208