くらし マイナ救急実証事業が開始されます もしものときに備えてマイナ保険証の携行を

令和7年10月から全国720消防本部、約5334隊の救急隊でマイナンバーカードを活用した救急業務「マイナ救急」の実証事業が実施され、掛川市消防本部もその取り組みを実施します。

■「マイナ救急」とは
救急隊員が傷病者のマイナ保険証(健康保険証として利用登録したマイナンバーカード)を活用し、医療情報を閲覧することで、救急業務の迅速化・円滑化を図る取り組みです。
現状の救急活動では傷病者情報を主に会話の中で聞き取っていますが、傷病者本人が病歴や受診歴を忘れている場合や、家族が情報を把握していない場合も少なくありません。
この事業により、救急現場でマイナンバーカードを活用することで、正確かつ迅速に情報を把握できるようになり、救急活動の更なる効率化が期待されます。総務省消防庁では令和4年度から「マイナ救急」の実証事業を進めており、その結果をもとに運用方法の改善や専用システムの構築に取り組んできました。
マイナンバーカードでやり取りされる情報は、氏名・生年月日・住所・受診医療機関名・既往歴・薬剤情報・特定健診などの情報です。

■期待される効果
◇傷病者・家族のメリット
口頭での詳しい説明が不要となり、負担が軽減されます。

◇救急隊のメリット
正確な情報を収集し、早期に医療機関へ提供可能となります。

◇医療機関のメリット
事前に正確な情報(既往歴や処方実績など)を把握することで、迅速な準備や救命処置が可能となります。

問合せ:消防総務課
【電話】21-6101