健康 ~食事・治療・歯・薬・介護を考える~教えて!健康のコツ

小笠医師会 その62

■ライフステージごとに変化する女性の体と悩み
女性の体はライフステージごとに変化し、その時々でさまざまな悩みが生じます。気になる症状や不調を感じたら、早めに産婦人科専門医へご相談ください。この一歩が、健やかな毎日につながります。今回は、年代ごとに起こりやすい症状について紹介していきます。

◇10〜20代
「生理で休まず、生理を休む」という選択肢。生理痛や月経不順、量が多い、生理前の不調にはピルで生理周期を調整できます。夏休みや受験前など生活に合わせた月経管理が可能です。

◇20〜30代
子宮頸がんは20〜30代に多く、2年に1回の検診がおすすめ。ご結婚の節目には「ブライダルチェック」も有効です。卵巣予備能を知るAMH検査は、卵巣に残っている卵子の数の目安が分かります。将来設計の参考となり、年齢に関わらず低い場合は妊娠可能な期間が限られるため、早めの不妊治療の検討につながります。

◇40〜50代
不正出血は子宮体がんや子宮筋腫などの可能性も。繰り返す貧血も婦人科疾患が原因のことがあります。経膣超音波検査で早期発見が可能です。早めの婦人科受診を。

◇50代以降
閉経後の少量出血は萎縮性膣炎のこともあり、治療が有効です。

産婦人科は敷居が高く感じられるかもしれませんが、小さな不安も放置せず、お気軽にご相談ください。

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問合せ:小笠医師会
【電話】23-4372