くらし 【特集】環境にいいコト 始めませんか?

■6月は環境月間
環境省では、国連の「世界環境デー」である6月5日を「環境の日」、また、6月を「環境月間」としています。この機会に、私たちが環境のためにできることを考え、取り組んでみませんか?

■環境を脅かす地球温暖化
環境に悪影響を与えている大きな要因は「地球温暖化」です。地球温暖化とは、人間が排出する二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスが地球の大気にたまることで、太陽の熱が地球から逃げず、地球全体の気温が徐々に上昇していく現象です。これにより、海面上昇や異常気象が発生し、生態系へも影響が及びます。気温上昇や異常気象により農作物の生育環境が不安定になり、食糧難を引き起こすなど、私たちの身近なところにも様々な影響を与えかねません。
市では、このような状況を踏まえ、令和4年2月1日、市域から排出される二酸化炭素の排出量を2050年までに実質ゼロにする「袋井市ゼロカーボンシティ宣言」を行い、ゼロカーボンシティの実現に向け、様々な事業を展開しています。
地球温暖化を食い止めるためには、1人ひとりの取組が必要です。地球温暖化対策として皆さんが実践できることや市が行っている事業を紹介します。

■できるコトから始めよう
◇ついつい買いすぎない!
家庭での食品ロスの要因の多くは、「食べ残し」、野菜の皮など可食部も捨ててしまう「過剰除去」、未開封のまま捨ててしまう「直接廃棄」です。まずは、「食べきれる量を買うこと」、「適切な保存方法で食品の劣化を抑制すること」からはじめてみましょう。

◇実はもったいない プラグの挿しっぱなし
一般家庭の電気消費量のうち約5%が、使用していない家電製品を電源に接続したままにしておくことで消費される「待機電力」であるといわれています。使用していない家電製品のプラグは抜いておきましょう。スイッチ付きコンセントを使えば、スイッチ1つで簡単に電力供給のオン・オフの切替ができます。

◇値札とあわせて 「環境ラベル」もチェック
買い物の際、環境ラベルがついている商品を選んでみましょう。消費者の選択により企業の取組が促進され、環境に配慮する製品やサービスの供給量が増え、商品の多様化・低価格化につながります。
環境ラベルの一例:
・エコマーク
・再生紙マーク

◇やっぱり基本は「3R」
使い捨てプラスチックなどの使用を減らす「リデュース」(ごみの発生抑制)、使わなくなったものは人に譲る「リユース」(再使用)、ごみを分別する「リサイクル」(再生利用)の「3R」は環境保全の基本です。日頃から3Rを意識し、可燃ごみやCO2排出量削減につなげましょう。

■市が行っている事業
◇出前エコ教室
市内小・中学生や団体を対象とした出前講座。市職員・事業者・環境ボランティア講師が環境保護に関する講話、植物やごみになるものを活用した工作教室などを行います。また、関連施設の見学なども実施します。

◇ゼロカーボンシティふくろい 推進事業補助金
地球温暖化対策につながる設備(太陽光発電システム・家庭用蓄電池・家庭用コージェネレーションシステムなど)を購入した方に、補助金を交付します。

◇市内産卒FIT電力の地産地消事業
家庭用太陽光発電余剰電力の固定価格買取制度の買取期間が終了した電力(卒FIT電力)の新たな使い道として、買い取った電力を、市内小・中学校、幼稚園などへ供給する事業を実施しています。

◇脱炭素クイズ
脱炭素についてわかりやすく学べる、本市オリジナルの動画を作成しました。クイズ形式で楽しく脱炭素への理解を深めることができます。

■「クルポ」を使って賞品をゲットしよう!
県では、地球温暖化防止のための県民運動「ふじのくにCOOLチャレンジ」の一環として、アプリ「クルポ」を展開しています。
スマートフォンなどにアプリをダウンロードして、「公共交通の利用」や「食事を食べきる」などの身近な脱炭素につながる行動を実践し、店舗や公共施設など県内各所にある二次元コードを読み込むことで、アクションに応じたポイントが取得できます。ポイントを貯めて、素敵な賞品が当たる抽選に参加しましょう!

問合せ:環境政策課環境企画係
【電話】44-3135