- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県函南町
- 広報紙名 : 広報かんなみ 令和7年3月号
ごみを正しく分別する重要性について考えたことはありますか。適切な分別を行うことで、リサイクル可能な資源とごみを区別でき、全体のごみの量を減少させることができます。この結果、焼却処理されるごみの量も減少し、地球温暖化対策に寄与するため、未来を担う子どもたちや地球環境の保全に繋がります。
◆函南町のごみについて知る
函南町の1人1日あたりのごみ排出量は、年々減少していますが、静岡県の平均値(令和4年度840g)よりも多く、県内の自治体では9番目に1日あたりのごみの排出量が多くなっています。
町のごみ焼却場は、人口や想定されるごみの処理について考えられて作られています。想定外のもの(分別されていないごみなど)を処理しようとすると施設に負担がかかり、故障の原因にもなります。
《ごみ削減のカギは燃やせるごみ‼》
町の燃やせるごみの特徴はごみの半分以上が紙・布類だということです。また、ごみの重さのうち半分以上が水分です。水分が多いごみは、焼却に多くのエネルギーを費やします。
ごみの水分を減らし、紙・布類を捨てずに資源として回収することがごみ減量への近道です。
◆ごみを正しく分別するには
▽ごみカレンダーで確認
お住まいの地区のごみの収集日やごみの分別方法について再度確認しましょう。「令和7年度クリーン函南」は3月中旬から配布します。
詳しく知りたい時は…
(1)ごみ分別便利帳
正しいごみの出し方や分別方法などをまとめた冊子です。環境衛生課窓口での配布のほか、町ホームページからもダウンロードできます。
(2)町ホームページ検索システム
検索システムによるごみ分別の案内をしています。ごみの分別と収集日を調べることができます。
◆燃やせるごみを減らすために
《「3きり運動」を心がけましょう!》
町で出る燃やせるごみのうち、約2割が調理くず・料理くずです。1人ひとりが身近にできる「3きり運動」でごみ削減に取り組みましょう。
〔食べきり〕料理は残さず食べきりましょう
〇料理は食べきれる量だけ作り残さず食べましょう。
〇食べきれない時は、冷蔵・冷凍で保存しましょう。
〔使い切り〕食材は無駄なく使いきりましょう
〇余った食材もアレンジして使い切りましょう。
〇買いすぎない、必要な分だけ購入しましょう。
〔水切り〕ごみの水気をきりましょう
〇生ごみをごみで出す前に一絞りして水切りしましょう。
〇茶殻、果物の皮などは一晩おいて乾燥させましょう。
◆収集されたごみはどうなるの 資源ごみのリサイクルの流れ
(1)収集
1つの業者が、複数の収集車を使用し、それぞれの資源ごみに合わせた方法で集めています。
(2)計量
収集車で集めてきたごみの重さを、ごみ焼却場のはかりで量ります。
(3)処理(破砕・選別・圧縮)
それぞれのごみにあった方法で、破砕・選別・圧縮を行い、リサイクルしていきます。
(4)搬出(リサイクル品の引き取り)
燃やせないごみ、資源ごみを処理したリサイクル品は、専門の業者が引き取り、リサイクルします。
資源ごみはリサイクルでお金になります!
例えば…
〇アルミ缶203.5円(1kgあたり)
〇ペットボトル48円(1kgあたり)
◆処理にはたくさんのお金がかかる
町のごみ処理経費
(令和5年度総処理経費)
5億5,147万円
(資源ごみの処理経費を含む)
↓
年間1人あたり
1万5,146円
経費はごみの収集・運搬、処分場・処理施設の運営や故障した場合の修理などです。
※詳しくは広報紙10~11ページをご覧ください。
問合先:環境衛生課
【電話】979-8112