くらし 〈令和7年度予算〉森のベーション まちづくり推進予算(1)

■当初予算の概要
令和7年度当初予算が、3月の町議会定例会で可決され、4月1日から新年度がスタートしました。町の予算は、一般会計・特別会計・企業会計の予算から成り立っています。ここでは、皆さんに一番身近な一般会計予算の内容を紹介します。

一般会計は 『104億2,500万円』

一般会計予算の推移

歳入(1万円未満切り捨て)

歳出(1万円未満切り捨て)

会計別予算

▼産業振興・子育て支援に重点
令和7年度一般会計当初予算の総額は104億2,500万円で、前年度当初予算に比べてプラス7.3%、7億1,200万円増の予算となりました。
この増加の主な理由は、制度改正に伴う児童手当の増額や、企業誘致に向けた中川下工業専用地域の開発可能性詳細調査の実施などによるものです。

▽歳入
予算に占める自主財源の割合は47.8%、依存財源の割合は52.2%となっています。自主財源のうち主な財源である町税は、地方財政計画や令和6年度決算見込、企業業績等を考慮し、町民税で対前年度6.7%増の9億8,500万1千円、固定資産税で同比0.4%増の11億4,894万1千円とし、全体では同比2.9%増の23億4,738万2千円としました。依存財源では、地方財政計画等を考慮して地方交付税の増額を見込んでいます。

▽歳出
予算は、予算額の大きい順に、民生費が対前年度比8.4%の増、総務費が同比15.3%増、衛生費が同比9.2%増、土木費が同比2.2%減となっています。前年度と比較して増額幅の大きい費目は、総務費が自治体の情報システム標準化に向けた取組や合併70周年記念事業などで2億9,937万円の増額、民生費が児童手当の拡充や福祉施設への給付事業などにより、2億592万円の増額となっています。

●用語解説
○予算
一般会計:町税などを主な財源とし、福祉やまちづくりなどの行政サービスを行う会計
特別会計:一般会計から切り離し、各事業に特化して収入・支出を行う会計

○歳入
自主財源:町税など町が自主的に収入することができる財源
依存財源:国や県の決定や割当てに基づいて収入する自主財源以外のもの
繰入金:一般会計、特別会計及び基金の間で相互に資金運用するもの
諸収入:他の収入科目に含まれないもの
地方交付税:全国の自治体が一定水準の行政サービスを提供できるように、国税の一定割合から各地方自治体へ交付されるもの歳出(性質別)

○歳出(性質別)
補助費:一部事務組合に対する負担金、各種補助金などの経費
物件費:光熱水費、消耗品費、各種委託料などの経費
扶助費:児童手当・子ども医療費の助成や、障害者支援費などの福祉や医療に関する経費
公債費:過去に借り入れた町債(借入金)の返済に係る経費
普通建設事業費:道路、橋梁、学校、公園などの各種社会資本の新増設事業を行う際に要する経費
繰出金:特別会計の支出の一部を負担するための経費

問合せ先:役場財政課財政係
【電話】85-6306