くらし 【特集】みんなで支える岡崎の医療

岡崎市民病院は、市域で唯一緊急かつ重篤な救急患者を24時間365日受け入れるとともに、専門的な検査や治療が必要な紹介患者に医療提供を行っています。しかし、中には軽症で救急受診をするかた、治療で病状が安定した後も継続受診を希望するかたがいます。スタッフは日々かけがえのない命を守るため、医療提供に奔走しています。本当に迅速な処置が必要な患者への対応に遅れることがないよう、岡崎市民病院とホームドクター(かかりつけ医)の役割を理解し、私たちの地域医療を守っていきましょう。

■岡崎市民病院とホームドクター(かかりつけ医)はひとつのチームとなって医療を提供しています。
▽岡崎市民病院の役割
ホームドクターと連携し専門的医療を行う「地域医療支援病院」
重篤な救急患者を受け入れる「第3次救急医療機関」

▽ホームドクター(かかりつけ医)の役割
地域住民の生活行動を支えるために健康状態を見守り適切な診療や保健指導を行う医療機関

◎精密検査・手術が必要。専門の医療機関へ紹介(ホームドクターから岡崎市民病院へ)
◎症状が安定してきたらホームドクターへ逆紹介(岡崎市民病院からホームドクターへ)

■岡崎市民病院はこうしたかたを治療する病院です
・重症の救急患者
・他の医療機関からの紹介状を持参した患者
・がん治療や手術など、専門的な診療を要する患者 など

▽岡崎市民病院の救急外来患者数
令和3年度:約20,500件
令和6年度:約22,700件
3年間で約2,200件増加!

▽岡崎市民病院の入院・外来患者数
令和6年度
年間:約507,000人
1日あたり:約1,400人

■ホームドクターを持つメリットは?
・日頃から顔なじみのため気軽に受診でき、健康上の相談もしやすい。
・病歴や体質、生活環境などを把握しているため、病気の予防や早期発見・治療につながる。
・精密検査や専門的治療が必要な場合は適切な医療機関を紹介してくれる。

■岡崎市民病院 地域医療連携室長 石山聡治医師
▽岡崎市民病院はホームドクターではありません。
岡崎市民病院は「重症の救急患者」および「他の医療機関からの紹介状を持参した患者」を診療します。先進的な医療機器と医療技術を取り揃え、重症・重篤な患者さんへの対応を行っています。更にがんの治療や手術など、専門的な検査や高度な治療を行うなど「ホームドクター」とは異なります。

▽病状が安定したらホームドクターへ。
岡崎市民病院とホームドクターでは機能別の分業体制をとっています。岡崎市民病院はここでなければ治療ができない患者さんを対象としていますので、病状が安定したらホームドクターで治療を受けてください。

▽病状が悪化した場合はいつでも戻って治療を受けられます。
ホームドクターへ紹介された後でも、病状が変われば速やかに岡崎市民病院で必要な治療を行います。また、岡崎市民病院では、ホームドクターと一人の患者さんを速やかに紹介・逆紹介できる「地域医療連携」を進めています。

問合せ:地域医療連携室
【電話】66-7788【FAX】25-6720