くらし 【特集】みんなで知ろう認知症
- 1/28
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県江南市
- 広報紙名 : 広報こうなん 令和7年6月号
■認知症とは
いろいろな原因で脳の細胞が損傷を受け、働きが悪くなることで、認知機能が低下し、さまざまな生活のしづらさが現れる状態をいいます。年齢が高くなるほど発症しやすいため、高齢化が進んでいる日本では、認知症の有症率が高くなり、高齢者の5人に1人が認知症になると言われています。
出典:二宮利治.”日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究”.
厚生労働科学研究成果データベース.2015-05.
【URL】https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/23685.(参照2025-04-23)
■認知症ともの忘れのちがい
▽もの忘れ
体験の一部を忘れる
例)朝ご飯に何を食べたか思い出せない
・忘れていることに自覚がある
・ヒントがあれば思い出せる
・日常生活に大きな支障はない
▽認知症
体験そのものを忘れる
例)朝ご飯を食べたこと自体忘れてしまう
・忘れていることに自覚がない
・ヒントがあっても思い出せない
・日常生活に支障がある
■認知症セルフチェックシート
以下の項目に1つでも思い当たることがあれば相談してみましょう。
□同じことを言ったり聞いたりする
□物の名前が出てこなくなった
□置き忘れやしまい忘れが目立ってきた
□以前はあった関心や興味が失われた
□だらしなくなった
【住み慣れた地域で自立して暮らすために】
1人1人が認知症の理解を深めることが大切です。
《地域で見守る》
▽交流する「認知症カフェでお話ししませんか」
認知症カフェは、認知症の方やその家族、認知症に関心のある方が集まり、ミニ講義やミニコンサートで認知症を学び、参加者同士が交流する場です。
参加者の声:同年代の方々とこうやって集まっていろいろなお話しをする機会があまりなく、とても楽しいあっという間の時間でした。
▽学ぶ「認知症サポーターを養成します」
認知症の正しい知識を持ち、認知症の方やその家族を温かく見守る地域の応援者を養成する認知症サポーター講座を行います。
開催を希望する団体は、介護保険課までご連絡ください。
《家族を支える》
▽共有する「認知症家族会で悩みを共有しよう」
認知症の方を介護している、または介護していた家族を対象に、家族同士が交流し、介護の悩みや相談をお互いに共有できる定例会を行っています。
問合せ:中部地域包括支援センター
【電話】51-3322
▽相談する「地域包括支援センターに相談してみませんか」
地域包括支援センターは、65歳以上の高齢者の総合相談機関です。市内に3カ所設置されており、看護師、主任ケアマネージャー、社会福祉士が専門性を生かして相互連携しながら、さまざまな相談に乗り、訪問相談も行っています。
認知症に関することや、日常生活の困り事など、まずはお気軽にお電話ください。
問合せ:
・北部地域包括支援センター【電話】57-2155
・中部地域包括支援センター【電話】51-3322
・南部地域包括支援センター【電話】55-5470
[TOPIC]布袋病院が県認知症疾患医療センターに指定されました
保健・医療・介護機関などと連携し、認知症対応を行う専門医療機関に布袋病院が指定されました。
問合せ:布袋病院
【電話】55-7251