子育て 藤の花給食センター

~安心・安全でおいしい給食を子どもたちへ~
所在地:小杁町鴨ケ池109
敷地面積:約1万6千平方メートル
構造規模:鉄骨造2階建
調理能力:約8100食(1日)

■9月から給食を提供へ
これまで市の学校給食は南部学校給食センターと北部学校給食センターの2施設で調理していました。しかし両センターとも施設や設備の老朽化が進んでいたため、民間の経営や技術を活用したPFI事業として、市内の学校給食を1つのセンターで提供する「藤の花給食センター」の建設を決定。令和6年6月から着工し、令和7年7月に完成。9月から提供を開始します。

■新しい3つの注目ポイント
▽最新の衛生設備
調理場には、床を汚さないドライシステムを導入し、雑菌の繁殖を抑制。また、調理場へ入るときはエアシャワーや手洗いなど衛生管理を徹底します。

▽環境にやさしい
施設内の全ての照明にLEDを使用し、高い節電効果を発揮。屋外には太陽光パネルを設置し、施設内の一部電力を補うなど環境に配慮した省エネ効果の高い施設です。

▽見学・体験ができる
見学窓(2階)から調理員が調理している様子の見学や研修室で試食ができます。また、実習室では料理教室などを行い、食育の拠点としての働きも兼ねています。

■施設紹介
▽野菜下処理室
根菜類や葉菜類、果物などを種類によって洗浄ラインを使い分けて下処理し、3回洗浄します。果物は、殺菌性の高い微酸性電解水で洗浄します。

▽焼き物・揚げ物・蒸し物室
(1)スチームコンベクションオーブンで焼き物や蒸し物、(2)連続フライヤーで揚げ物を大量に加熱調理。調理後は芯温を計って配缶します。

▽煮炊き調理室
切った野菜や調味料などを大きな煮炊き釜へ投入。煮物や汁物、炒め物などを大量に加熱調理します。

▽和え物室
茹でた野菜を真空冷却機で冷却。そこから調味料などを加えて素早く和え、配缶します。

▽食物アレルギー対応調理室
アレルギー物質の混入を防ぐため、専用の調理室を設置。専任の栄養士、調理員のもと、対応食を令和8年9月から提供予定です。

▽洗浄室
作業負担の大きい洗浄作業を自動化。大きなコンテナも自動的に洗浄します。

■給食ができるまで

■現場の声を聞く~INTERVIEW~
(株)メフォス調理・配膳統括責任者
松原歩実さん※市委託業者
▽安全・安心でおいしい給食を食べてほしい
藤の花給食センターの調理場では、汚染作業区域と非汚染作業区域のエリア分けなどを始め、調理工程によって調理区域を明確に分けたり、食材の交差汚染などを防ぐため、人は移動せず、食材だけを移動させる一方向の動線など高い衛生水準を取り入れています。しかし、食中毒などの健康被害を防ぐには、設備の充実だけではなく、調理場で働く調理員の衛生管理に対する意識を高めることが大切です。調理員の衛生管理を徹底し、安心・安全でおいしい給食を子どもたちに食べてもらえるように努めていきます。

問合せ:学校給食課
【電話】(内線205)