- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県新城市
- 広報紙名 : 広報しんしろ ほのか 令和7年2月号
私の趣味は、リフレッシュと運動を兼ねたハイキングです。2023年と2024年の成人の日に鳳来寺山を登山しました。この山の名前の由来となっている鳳来寺は、徳川家康公の両親である松平広忠(まつだいらひろただ)公と於大(おだい)の方(かた)が薬師如来にお世継ぎの誕生を祈願したところとしても有名です。宮城谷昌光(みやぎたにまさみつ)の歴史小説「風は山河より」を読んで以来、訪れてみたいと思っていました。鳳来寺山の標高は695メートルとされますが、これは鳳来寺山の山頂標識から北に位置する瑠璃山(るりさん)と呼ばれる岩峰の標高です。鳳来寺から瑠璃山山頂までは、往復で2時間くらいでした。両日とも快晴で、急な斜面を登るため、始めはダウンジャケットを着ていたものの、山頂に着くころにはTシャツ1枚になっていました。また、山頂で食べたおにぎりの味は格別でした。
下山後に、鳳来ゆ~ゆ~ありいなで汗を流すのも楽しみの一つです。湯谷温泉は、約1300年前に開山された鳳来寺の利修仙人(りしゅうせんにん)により発見された源泉「鳳液泉(ほうえきせん)」を湯元にして古くからの温泉地として多くの方に愛されてきた温泉とのことです。泉質も自分に合っていて、露天風呂も広く解放感があり、サウナにも入ることができて最高です。
2025年も1月中に鳳来寺山の山頂を目指し、新年の好スタートを切りたいものです。市民の皆さんが、心と体の健康を保てる1年となることを願っています。
文責:名古屋大学大学院 医学系研究科 人間拡張・手の外科学 教授 山本美知郎
問合せ:総合政策課
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