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■アダムとハウンのインターナショナルリレーコラム
韓国人の辛い味への愛着
国際交流員 李賀恩(イ・ハウン)

「韓国人は本当に辛い食べ物に強いのでしょうか?」、「辛さがないと何か物足りなく感じるのでしょうか?」こんな質問をよく受けることがあります。
その質問に対する私の答えは、「はい、そうです」。韓国人の食卓で欠かせない味を一つ選ぶとすれば、やはり真っ先に思い浮かぶのは「辛さ」です。なぜこれほどまでに辛さに強く、慣れているか、私なりの考えを少しお話ししてみたいと思います。
韓国では、さまざまな食品メーカーが競うようにして辛い商品を発売しています。あるインスタントラーメンは、既存の商品よりなんと2倍も辛い商品が新商品として発売されたほど人気を博しています。辛い味をやめられない理由には、科学的なメカニズムが関係しているそうです。辛いものを食べると、体内では刺激に反応して「エンドルフィン」が分泌されます。このエンドルフィンが気分を高揚させ、その快感によって私たちはまた辛い物を求めるようになるのです。
皆さんも、辛い食べ物が無性に食べたくなったり、クセになったりした経験はありませんか?
結局のところ、辛さは単なる刺激を超えて、韓国人にとって「おいしい味」、つまり「欠かせない味」として定着しているように思います。