くらし 豊明市長 令和場所 其の六十参

◆自転車に乗るときにはヘルメットを
豊明市長 小浮 正典(こうきまさふみ)

今年2月に市の中心部で誠に残念ながら交通死亡事故が発生しました。亡くなったのは自転車運転者で、歩道から車道に出たところ大型運送車にはねられる結果となりました。警察発表を見るといくつか不運で不幸な状況が重なって事故が発生しました。亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
今回の事故とは切り離して、自転車は被害者にも加害者にもなりえます。広報4月号でも自転車の乗車ルールについて掲載しましたが、皆様にお願いしたい点が2点あります。
第一に、自転車に乗るときはヘルメットを着用してください。中学生はヘルメット着用を指導されていますが、高校生でヘルメットをかぶっていない方が多すぎます。道路交通法により自転車利用者にはヘルメット着用が努力義務とされています。事故にあった時にヘルメット着用の有無は命に大きくかかわります。
第二に、自転車を運転するときは道路交通法を守ってください。自転車も「車両」です。歩行者には危険な乗り物です。昨年11月から酒気帯び運転とスマホなどを手にした「ながら運転」が懲役刑または罰金刑の対象となったことは報道もなされましたが、夜間の無灯火運転、信号無視、小学校未就学児でない者を乗せる二人乗り、2台以上の並走などにも罰金等が科されます。いまだに夜間の無灯火が多く、危険です。
また、自転車は原則、車道の左側を通行し、道路標識等で歩道を通行できるときに歩道を通行するときは車道寄りを通行し、歩行者の通行を妨げるときには一時停止する必要があります。歩道を猛スピードで走り抜ける自転車がたまにありますが、非常に危険です。
お互いに快適な自転車ライフを楽しむためにもルールを守りましょう。