- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県田原市
- 広報紙名 : 広報たはら 令和7年4月号
「うにうに隊」は、田原中学校の生徒有志でつくるボランティアクラブ「たはランティア」の中から令和5年11月に誕生した団体です。藻場を食い荒らすムラサキウニの有効活用を通した藻場の保全、海洋ごみやマイクロプラスチック問題などブルーカーボン生態系(※)を守る活動に取り組んでいます。
※ブルーカーボン生態系とは、海藻などが生える藻場の他、湿地・干潟やマングローブ林の光合成などにより二酸化炭素を吸収・貯留する海洋生態系のこと。
■ムラサキウニを資源として有効活用!
ムラサキウニは、その餌の食べ方から、藻場が減り、磯焼けの要因の一つとされていました。うにうに隊は、田原中学校の校章のモチーフがウニであることからムラサキウニに着目。邪魔者扱いするのではなく、「食用」として、田原市の資源として有効活用できないかと考え、飼育を始めました。冬から春には、規格外のキャベツや菜の花などを与え、身入りが増え、味が良くなる餌を調べてきました。
令和6年度からは、2年生の授業に「ムラサキウニ飼育」を導入し、生徒が、ムラサキウニがオカワカメを好んで食べることを発見しました。そこで生徒たちは、校内の花壇でオカワカメを育てることにも挑戦し、ムラサキウニに与えたところ、身入りが増え、味も〝海の味〟が増しました。
■脱炭素チャレンジカップ2025に初挑戦で奨励賞を受賞
2月20日に開催された、脱炭素チャレンジカップ2025ジュニア・キッズ部門で、うにうに隊が奨励賞を受賞しました。
脱炭素チャレンジカップとは、二酸化炭素排出量の実質ゼロを目的とする地球温暖化に関する地域活動の優れた取り組みを表彰する全国大会で、地元漁師らと連携し、ムラサキウニを駆除するだけでなく、有効活用しようと畜養実験に取り組んでいることなどが評価され受賞につながりました。
■「うにうに隊」と連携して活動していただける方を募集
ブルーカーボン生態系保全の活動をさらに広げるため、うにうに隊と連携し、主体的に取り組んでいただける方や事業者を募集中です。ぜひ生徒たちと一緒に活動しましょう!
投稿者:田原中学校「うにうに隊」
担当…教頭
【電話】22-1218
■投稿者大募集!
掲載内容:長年続けているボランティア・市内のお気に入りの風景など(300文字程度の紹介文) ※営利活動は不可
応募方法:掲載内容と住所・氏名・電話番号を記入の上、Eメールまたは郵送にて。応募多数の場合は、抽選で掲載。
応募先:広報秘書課【電話】22-0138 郵送…〒441-3492(住所不要)【メール】[email protected]