健康 〔連載コーナー〕ヘルシーナの健康応援ナビ

■女性のライフステージと健康
女性は生涯を通じて、ホルモンバランスが大きく変動し、その影響で心と身体にさまざまな変化が生じます。
ライフステージごとの自分の身体の特徴を知り、充実した日々を過ごしましょう。

●女性のライフステージと起こりやすい病気

参考:厚生労働省『第3回女性の健康づくり推進懇談会』

▼ライフステージ
○思春期
女性ホルモンの増加により、身体の変化が表れます。また、心にも大きな変化がある時期です。身体や性、健康的な生活習慣を保つための知識を身につけましょう。
○成人期
女性ホルモンの分泌が盛んで、生涯にわたる健康の基礎を築く大切な時期です。また、就職・妊娠・出産などのライフイベントにより生活環境が大きく変化します。日々の忙しさに追われ、気になる症状を放置してしまうことがないように注意しましょう。
子宮頸がんは、20代後半から増加し、乳がんは、30代後半の女性が最もかかりやすいがんです。
○更年期
女性ホルモンの急激な減少により、心身にさまざまな症状が現れる「更年期障害」が起こることがあります。気になる症状があれば、産婦人科などの専門医を受診しましょう。
○老年期
更年期を過ぎて体調が安定する一方で、骨粗しょう症や生活習慣病のリスクが高まります。
また、女性ホルモンの減少によりうつ症状が表れることがあります。気分が優れない時は、無理をせず専門医を受診しましょう。

▼健康づくりのポイント
○バランスよく食べましょう
一日3食、栄養バランスのとれた食事をとりましょう。脂質を抑えるには、和食が理想的です。
○運動を無理なく続けましょう
適度な運動は、自律神経の動きを活発にし、全身の血行を促します。習慣化することで、生活習慣病の予防やストレス解消など、さまざまな効果があります。自分に合った運動やスポーツを楽しみながら続けましょう。
○「やせ」や「肥満」に注意しましょう
無理なダイエットによる「やせ」は、無月経や貧血、骨密度の低下などの原因になります。また、「やせ」の状態で妊娠をすると、赤ちゃんが低出生体重児になる可能性があり、将来、糖尿病や高血圧などの生活習慣病になるリスクが高くなります。
「肥満」は、生活習慣病の原因になるばかりではなく、ホルモンの分泌リズムを狂わせ、月経不順を引き起こすこともあります。


○たばこはNG、お酒も控えめにしよう
喫煙は妊娠・出産や子どもの成長にも悪影響を及ぼします。また、飲酒の機会がある時は、「控えめ」を心掛けましょう。
○定期的に健診(検診)を受けましょう
田原市では、20歳以上の方を対象に、各種健診を実施しています。対象の方には、5月末に受診券を送ります。身体の変化の確認や、病気の早期発見のため、定期的に健診を受けましょう。
詳しくは市HPをご確認ください。

問い合わせ:健康課
市役所内【電話】23-3515
あつみライフランド【電話】33-0386