くらし 〔ここ見て!たはら〕地域は自らの手で守る!安心して暮らせる自分たちのまち

本市では、全地区に自主防災会が組織され、それぞれの地区が、地域特性に合った防災活動に取り組んでいます。
今回は、令和6年度に「自主防災活動推進地区」として、田原東部コミュニティ協議会と和地区コミュニティ協議会が取り組んだ活動をご紹介します。

■田原東部コミュニティ協議会
〔人口・世帯(R7.3月末現在)〕3,907名・1,426世帯

▼概要
相川・谷熊・やぐま台・豊島・御殿山の5つの自治会で構成されています。自然が豊かで、鉄道・道路などの公共交通の便も良く、生活面で利便性の高い地域です。

▼取り組みテーマ
「地震発生から3日間の共助のあり方」
「田原東部校区の防災力を高めていこう」
主な取り組み内容:
(1)校区防災学習会
(2)小学校防災教室
(3)市民館まつりでの啓発活動
(4)一斉防災訓練
(5)避難所開設運営訓練

▼取り組み成果
地域住民相互が助け合う「共助」を目指した一斉防災訓練では、高齢者家庭などで訓練に参加できない家があれば戸口で確認をするなど、安否確認の徹底を行う訓練を実施しました。
小学生向けの防災教室では、学んだことを子どもたちが各家庭に発信する「家族防災会議」を実施し、各家庭の防災意識を高めることができたと思います。
また、避難ルートや避難先の検討にも取り組むことができ、災害は「他人事」ではなく「自分事」として取り組む必要があると地域全体で共有しました。

▼今後の目標
災害を防ぐことはできませんが、防災を学び、情報を共有することで、災害被害を少しでも減らすことはできます。今回の防災活動を継続することで、より一層地域の防災力を高めていきたいと思います。

■和地区コミュニティ協議会
〔人口・世帯(R7.3月末現在)〕1,041名・371世帯

▼概要
和地と土田の2つの自治会で構成されています。北側に大山をはじめとする山々を有し、南側は太平洋に面している自然豊かな地区です。

▼取り組みテーマ
「楽しい防災」
主な取り組み内容:
(1)木造住宅の耐震ローラー作戦
(2)楽しい防災訓練
(3)避難所開設運営訓練

▼取り組み成果
「楽しい防災」を実現するため、地域の特色やバケツリレーなどのイベント要素を盛り込み、たくさんの人に参加してもらえるような訓練を計画しました。その結果、小中学生や消防団、和地で働く外国人実習生などが参加し、地域の方が一体となって、楽しくしっかり学ぶことができました。活動を通して、防災は決して他人任せではなく、自分自身が主役だという意識を持ち、地域全体で取り組んでいくことが大切だという意識の醸成ができたと思います。

▼今後の目標現在、日本の各地で地震が発生しており、田原市でも大きな災害がいつ起こるか分かりません。そのため、防災のノウハウを次の世代に継承できるように継続して訓練を行っていくとともに、地域全体で引き続き「楽しい防災」に取り組んでいきます。

問い合わせ:防災対策課
【電話】23-3548