くらし つながり、かがやく三重の未来

三重で地域の発展や課題解決に貢献している人・団体を紹介

川越町 松岡建設株式会社 服部(はっとり)舞子(まいこ)さん
桑名市生まれ。幼い頃からの夢だった建設業に飛び込み現在入社15年目。仕事に子育てに奮闘中!

■女性がもっと活躍できる建設業の未来をつくりたい!
▽建設業に興味を持ったきっかけは?
幼い頃から住宅や道路が出来ていく過程を見るのが好きで、将来は建設業に携わりたいと思っていました。大学では理工学を学び、建設会社を中心に地元三重での就職先を探しました。当時は建設業への女性進出が珍しかったこともあり、多くの企業から「事務職の方が良いんじゃない?」と言われ、なかなか受け入れてもらえずにいたんです。そんな中、温かく迎えてくれたのが、松岡建設でした。
入社後は、道路の隙間に生える雑草を防止する「ウィードコート」という特許工法の全国営業や施工管理を担当。産育休から復帰した現在は、営業事務や採用活動など内勤業務を中心に担当しています。

▽仕事のやりがいを教えてください
入社3年目の頃、自分の仕事に自信を持てなくなった時期がありました。そんな時に、地域の方から「草が生えてて困ってたから助かるよ」と声をかけてもらったんです。その時に初めて、地域の役に立てているんだと実感できて、すごくうれしかったですね。暑い日も寒い日も雨が降る日も外で作業するので、心身共にハードだなと思うこともありますが、今では地域の皆さんの生活を支える、そんな重要な仕事に携われていることに大きなやりがいを感じています。

▽現在の活動と目標を教えてください
最近は、業界全体で職場環境の改善が進められ、現場で活躍する女性も増えています。当社では、女性パトロール隊「MATSU(マツ)GIRL(ガール)」が現場に出向き、安全衛生のチェックを行っています。実際、危険箇所に気づいたり、作業場の衛生面の改善を行ったり、女性ならではの視点を生かして活躍しています。
その一方で、まだまだ課題に感じる部分もあるので、もっと建設業の風土やイメージを変えていければと思い、三重県建設業協会の女性部会「パールこまち」の活動に参加しています。県内の建設業界で働く女性同士で悩みごとを共有したり、意見交換を行ったりしながら、活動内容をSNSなどで発信しています。
今後の目標は、女性がもっと活躍できる建設業の未来をつくること。自分自身の経験を発信することで、「建設業って面白そう」「私も挑戦してみよう」と思ってもらえたらうれしいです。建設業に興味がない方も、一度現場を見に来てください。お待ちしています。

県ウェブサイトで、「建設業」の魅力を詰め込んだ動画・アニメなどを公開中です。ぜひご覧ください!