- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県四日市市
- 広報紙名 : 広報よっかいち 12月上旬号NO.1682
近年、水道管の破損による大規模な漏水事故が発生するなど、水道管の老朽化が全国的な社会問題となっています。水道管の老朽化は災害時の断水、被害拡大を引き起こす原因にもなります。
水道水の安定供給を図るための本市の取り組みを紹介します。
■老朽化の現状
本市の水道管は、昭和40~50年代に整備されたものが多く、国の定める法定耐用年数を経過しているものも残っています。水道管のうち、法定耐用年数を過ぎた管が占める割合である「管路経年化率」は、本市では令和6年度末で36.7%[全国平均25.4%(令和5年度末時点)]です。
老朽化が進むと、水道管に穴が開くなどにより、漏水事故が頻発する可能性があります。

■計画的な更新で、より安定した水道水の供給を
本市では、水道管の更新を計画的に進めています。老朽化した水道管を更新する際には、地震などの災害が発生した場合でも、水道水を安定的に供給できるよう、「ダクタイル鋳ちゅう鉄てつ管」などの、地震に強く長く使用できる耐震管に取り換えています。
水道管の更新には多額の費用がかかり、令和7年度予算で約33億円を見込んでいます。老朽化対策、耐震化を推進して災害に強く、信頼される水道を目指します。
▽「ご存知ですか?」本市の水道水の約4割が三重県企業庁から供給されています
本市だけでなく、三重県企業庁も、水道水の安定供給を図るため、水管橋などの水道施設の耐震化、老朽化対策に力を入れています。
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