くらし 高齢者の暮らしを考える 第116回

■安心安心のまちづくりのために
「もめんノート」とは、自分にもしものことがあった時に備え、家族に伝えるべきこと、伝えておきたいことを書き留めておく、松阪市版エンディングノートのことです。今回は実際に「もめんノート」を記入された浅原三喜さん、木森德一さんと、松阪市第二地域包括支援センター大西社会福祉士にお話を伺いました。

◆《インタビュー》
〇「もめんノート」を書いたきっかけ
浅原さん:昨年、体調を崩した経緯があり、大西さんから『この機会に「もめんノート」に色々と書き留めておいた方がいいのでは』と勧められたことがきっかけです。
木森さん:浅原さんとは古くからの友人で毎日顔を合わせて話をする仲です。浅原さんから「もめんノート」を勧められ、自分も書いてみようと思い書き始めました。

〇「もめんノート」を実際に書いてみた感想
浅原さん:「もめんノート」を書く前から、家族には相続のことなど話をしていたので、書く上で迷うところや書きにくいところはなかったです。「もめんノート」を書いて自分の意思をまとめることは、終活の準備に取り組むきっかけになると思います。
木森さん:延命治療のことは普段の会話の中で家族に伝えてありますが、口で伝えるだけではいざというときに家族が決断できないと感じ、書いておくことが家族の安心にもつながり、必要だと思いました。

〇「もめんノート」の活用方法について
大西さん:もしもの時のことについて普段から家族間で話し合いができていない方が多いのではないのでしょうか。地域包括支援センターでは「もめんノートの書き方講座」を開催していますので、まずは書くことから始め、ご自身の生活や今後について、家族で話し合うきっかけづくりとしてご活用ください。

【もめんノート配布中】
高齢者支援課、各地域振興局、各地域包括支援センター等で「もめんノート」を配布しています。市ホームページでは「もめんノート」について動画で詳しく説明しています。ぜひご覧ください。

◆書き方講座を開催しています
お住いの担当地域包括支援センターにお問い合わせください
・第一地域包括支援センター(白粉町)
【電話】0598-25-1070
・第二地域包括支援センター(嬉野権現前町)
【電話】0598-42-7255
・第三地域包括支援センター(飯南町横野)
【電話】0598-32-5083
・第四地域包括支援センター(鎌田町)
【電話】0598-51-5885
・第五地域包括支援センター(駅部田町)
【電話】0598-25-4300

問合せ:高齢者支援課
【電話】53-4099
【FAX】26-4035