くらし まずは知ることから『人権ってなぁに?』

■多様化するハラスメントを考える
皆さんはハラスメントという言葉を知っていますか。ハラスメントとは、相手に対する嫌がらせなどにより不快にさせる行為全般を指しますが、その行為が主に職場の中で問題となっています。性的な言動によるセクシャル・ハラスメントや、優位性を背景としたいじめや嫌がらせなどによるパワー・ハラスメントがよく知られていますが、現在ハラスメントの数は数十種類と言われています。なぜここまで多様化していったのでしょうか。
その要因はさまざまですが、一つにダイバーシティの推進があります。性別を問わず多様性を認め、一人一人の価値観を受け入れられるようになったことで、それぞれの考えや立場で声をあげられるようになってきました。
また、人権に関わる基本的な知識などを学ぶことで、社会全体の人権意識が高まるとともに、さまざまなハラスメントが広く認識されるようになり、ハラスメントを無くすための取り組みが進められるようになりました。
ハラスメントは人権侵害であり、決して許される行為ではありません。全ての人が尊重され、安全に暮らせる社会を築くためには、一人一人の意識と行動が重要です。職場や学校、地域でのハラスメントを未然に防ぎ、共に安心して暮らせる社会をめざしましょう。

[人権啓発推進本部 さまざまな人権部会]

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