くらし ひろげよう人権尊重の輪「戦後80年、鈴鹿市非核平和都市宣言40周年」

今年は、戦後80年、本市が昭和60年に「非核平和都市」を宣言して40周年の節目を迎えます。
戦争を経験された方の多くが亡くなり、先の大戦の記憶を語り継ぐ方が少なくなりつつあります。
現在、戦争を体験していない世代が多数を占めるようになってきており、戦争が「記憶」から「歴史」に変わりつつある中、再び戦争の惨禍を繰り返すことのないよう、戦争の悲惨さや平和の大切さを次世代に伝えていく必要があります。
日本は、広島と長崎への原爆投下という悲劇を経験した唯一の国として、核兵器の脅威、被爆による後遺症や変化する日常を次の世代へつなぎ、国内外に「核兵器は決して使わず、減らし、廃絶すべき」というメッセージを発信していくことが重要です。
この機会に私たちは、今日の日本で平和な日常を過ごせることについて深く考え、平和と生命の尊厳を守り、みんなが安心して暮らせる社会を目指しましょう。

■非核平和都市宣言
世界の恒久平和は、人類共通の願いであるにもかかわらず、核戦争の危機は、依然として存在し、人類の生存に大きな脅威を与えている。
われわれは、世界で唯一の核被爆国民として、また、永久に戦争の放棄を誓った国民として「作らず・持たず・持ち込ませず」の非核三原則が平和を愛するすべての国の原則となり、核兵器が地球上から廃絶されることを希求して、ここに非核平和都市となることを宣言する。
1985(昭和60)年7月1日
鈴鹿市

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