- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県名張市
- 広報紙名 : 広報なばり 令和7年6月10日号
3カ月で約45kgのごみを減らせる!?
生ごみから堆肥を作って、家庭菜園を始めてみよう!微生物の力を借りれば、身近にあるダンボールで簡単に生ごみを堆肥にできるんです。ごみも減っておいしい野菜が食べられて、一石二鳥ですよ!
■準備するもの
・二重構造のダンボール(みかん箱など)
・中敷き用ダンボール
・クラフトテープ(ガムテープ)
・覆い布(風呂敷やタオルなど)
・設置台(木材やブロックなど)
・スコップ
・基材:ピートモス15ℓ、くん炭10ℓ
ダンボールは、微生物が生ごみを分解するのに必要「通気性」と「水分調整」に適した素材!簡単に手に入るので、手軽に始められますよ。
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虫が入らないようにダンボールの底の隙間をテープでふさぐ。中に中敷き用ダンボールを入れると強度が増す。
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箱の3分の2までピートモスとくん炭を3:2の割合で入れ、しっかり混ぜ合わせる。
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水を加えて、さらにかき混ぜる。
強めに握って軽く固まるまで
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1日500g程度(基材25ℓの場合)の生ごみを入れる。
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◇入れない方がいい生ごみ
・生肉、生魚…臭いの原因に
・柑橘類…殺菌成分が発酵の妨げに
・玉ねぎ、トウモロコシの皮…分解されにくい
・骨、貝殻…分解されない
・漬物、味噌…塩分が強く堆肥に向かない
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全体に空気を入れるようにしっかりかき混ぜる。
Point
・生ごみはなるべく細かくしてから入れると分解が早い。
・生ごみを入れない日も、発酵に必要な空気を取り入れるために毎日かき混ぜる。
・白カビの発生は発酵が進んでいる証拠。気にせずに混ぜてOK!
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虫が入らないように覆い布を被せ、ゴムひもや重しで固定する。
雨に濡れない風通しの良い場所に設置(屋外でも屋内でもOK!)。
通気性を確保するために、設置台の上に置きましょう。
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基材がべたついてきたら…生ごみの投入をストップ!
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基材がべたついてきた後は生ごみを投入せずに、1週間に1度水を入れてかき混ぜながら、1カ月程度熟成させれば堆肥の完成!
土と堆肥を3:1の割合で混ぜて使用しましょう。
■名張市は県内の市で最も1人1日当たりのごみ排出量が少ない
実は名張市は、1人1日当たりのごみ排出量が689gと、県内14市で最も少ないんです(令和5年度)。市民の皆さんのご協力で、ごみの排出量は年々減少しています。
燃やすごみのうち約4割を占めている生ごみは、他のごみと比べて非常に多くの水分を含んでいるため、燃やすためには大きなエネルギーが必要です。生ごみの排出量を減らすことは、家計の負担を減らすのみならず、環境への負荷を減らすことにもつながります。
■市職員もダンボールコンポストに挑戦!
▽初日
生ごみが分解されていく様子を、1カ月間観察しました。
▽一ヵ月後
詳しい結果は動画で!「ダンボールコンポスト作ってみた」
◇自由研究みたいで楽しかった!
たくさん入れた生ごみが、1カ月後にはほぼゼロになってびっくりしました!毎日分解の様子を観察していると自由研究みたいでワクワク。なんだか愛着もわいてきます。生ごみを堆肥化すれば環境に優しく、ごみ袋購入費の節約にもなって一石二鳥!あなたもダンボールコンポスト生活、始めてみませんか?
環境対策室 出口
問合せ:環境対策室
【電話】63-7496