- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県名張市
- 広報紙名 : 広報なばり 令和7年11月10日号
■「至高のスイカ」を全国に届けたい!
いちごをはじめとした様々な農作物を手掛けてきた風農園の田上堅一さんが、現在勝負をかけているのはスイカ。一年を通してスイカを栽培していて、冬スイカは例年11月頃に収穫しています。
注目すべきは「1株1玉の空中栽培」。しかも、隔離栽培ベッドでの栽培は世界唯一!朝6時から夜7時までハウスで過ごし、虫や病気にいち早く気づいては葉を1本ずつ間引きます。「スイカは、もっとまっすぐ実らせたいんですけどね」と、まるでアート作品を作るかのよう。ツルに至っても美しく巻かせようと、並々ならぬ情熱と時間をかけています。
田上さんは、祖母の勧めで農協に勤めるも、農業には特に興味がなかったのだそう。しかし、自身で米作りを始め、後継者不足に直面した農家の現状を知り、「農業のイメージを変えて、就農者を増やしたい」と脱サラ。独自の栽培方法は試行錯誤の連続ですが、「一生懸命になれることが唯一の才能」と考え、少しずつ結果を出してきました。
「この経験が後に続く人たちの糧になればうれしい」と語る田上さん。失敗を重ねながらも情熱を注ぐ姿と、分厚くたくましい手、そして、甘くて美しいスイカがとても印象的でした。
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