くらし 鳥羽市が誇る四季折々の「鳥羽ざかな」を漁協さんがご紹介!9月旬の鳥羽ざかな vol.09

■タチウオ
この時期、市内の市場を覗くと、ひときわ輝く美しい魚が並んでいます。その名は「タチウオ」。鳥羽で水揚げされるタチウオは、主に延縄漁(はえなわりょう)によって一本一本丁寧に釣り上げられています。そのため魚体の状態が非常に良く、銀色の体はピカピカと光を反射し、美しい輝きを放っています。
タチウオは鋭い歯を持ち、イワシなどの小魚を捕食しながら3年で全長1m近くにまで成長します。その見た目から、全長1.2m、体高(幅)が人の指5本分のサイズを超えると「ドラゴン」、さらに、全長1.4m、指7~8本サイズを超えると「スーパードラゴン」や「神龍(シェンロン)」とも呼ばれます。
鳥羽では秋になると水揚げが増え、市場や店頭に並ぶようになります。タチウオはウロコがないため調理がしやすく、頭と内臓を取り除いて等間隔にブツ切りにするだけで、塩焼きやムニエルなどが手軽に楽しめます。また、新鮮なものは刺身がオススメで、皮が薄く、皮と身の間に旨味があるため、皮ごと食べるのが一般的です。皮が気になる場合は細く切って糸造りにし、ネギともみじおろしを混ぜてポン酢で食べるのも絶品です。小ぶりなタチウオは干物に加工されます。これがまた最高に美味しいので、見つけたらぜひ食べてみてください。きっと頬が落ちますよ♡

問合せ:
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